にげうまメモ

障害競馬と艦隊これくしょんの個人用メモ ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

15/3/10 Racing Post Arkle Challenge Trophy Chase (Grade 1)

*Racing Post Arkle Challenge Trophy Chase (Grade 1) (C1) 2m Good to Soft-Good in places

Un De Sceauxが抜けた人気。続いてVibrato Valtat。離れてjosses Hill、Clarcam、Sgt Recklessなど。

G2を2勝含むHurdle6戦無敗を飾ったUn De Sceauxが今シーズンからChaseに転向。初戦は圧勝かと思われたところで落馬するというまさかのアクシデントがあったが、その後2戦は圧勝。特に前走のG1ではClarcamを15馬身千切る圧巻の走りを見せた。英国遠征は初めてとなり、馬場の違いが懸念されるが、2miles路線における新たなる怪物の登場となるか。

対する英国勢の筆頭はVibrato Valtat。この馬の強みはなんといってもトップスピードの持続力と飛越の安定さ、レース運びの上手さ。これらの強みはNoviceのレベルを軽く凌駕しておりChase転向後は着差こそわずかであるものの、安定して勝利を刻んでいる。ここ3戦はいずれも重賞を3連勝。

HurdleにてG2勝ちのある大型馬Josses Hillはその潜在能力を高く買われている。特にChase転向初戦からG2にぶつけてきたことにその評価の高さが伺える。ただし飛越はどうも安定せず、前走もThird Intentionに惜敗。素質の高さでどこまで。ClarcamはLeopardstownのG1にてTed Vealeに17馬身差をつけて勝ってきた馬だが、前走はUn De Sceauxに完敗。同様にUn De Sceauxに完敗しているSmashingも厳しい。またSgt RecklessはChaseの経験は1戦のみで、さすがにここは厳しいか。

Three KingdomはVibrato Valtatに惜敗暦があるものの、やはりレース運びなどの面で同馬には劣るか。Court MinstrelはVibrato Valtatに完敗。Dunraven Stormも同様。Sail By The Seaはあがり馬。前走Novice C4を圧勝しているが、さすがにいきなりここに入るとどうか。今期Haldon Gold CupにてBalder SuccesやCue Card相手に勝利を収めたGod's Ownはその後のレースが冴えない。条件が合えばやれても良いのだが。

 

人気のUn De Sceauxがかなり早いテンポで引っ張る展開。早々にDunraven StormとSail By The Seaがせり掛けに行くが、怯まず引っ張る。Dunraven StormとSail By The Seaはその後失速し残り2障害でPU。好位にVibrato Valtat、Josses Hillは中団、God's Ownは後方から。Smashingは好位にいたもののついていけなくなり下がっていく。Vibrato ValtatとGod's Ownは内から序々に進出。Josses Hillはかなり手を動かしながら進出。他の馬はついて行けず下がっていく。残り2障害でGod's OwnがUn De Sceauxに並びかけるも、余力はUn De Sceauxが残っており、最後は6馬身差の圧勝。3着にはJosses Hill、離れた4着にVibrato Valtatが入った。第一レースに続きアイルランドの怪物の圧勝となり、英国勢は歯がたたず破れる結果となった。

Un De Sceauxは道中からかなりのペースで引っ張り、最後まで余力が残っていた。飛越の乱れもない。God's Ownは調子さえ戻っていればNoviceに居るのがおかしいくらいの馬。この馬を6馬身千切るのだからNoviceでは力の違いは歴然としている。事実、このG1においてすら追走に苦労する馬が多く見られた。

God's Ownは寒い時期は駄目なのだろうか。いずれにせよ、Haldon Gold Cupで2miles路線の主役級を破っている実力はNoviceでは桁違い。ペースが早かったせいか飛越も安定しており、今後に期待がもてる。Josses Hillは追走に苦労しながらも3着を確保。潜在能力を考えるとこれくらいやれてよい。英国勢Noviceの代表格Vobrato Valtatは全く歯が立たない結果となった。道中の緩いペースから最後トップスピードの持続力と飛越の安定性を問われるNoviceのレースを連勝してきた馬だけに、今回の道中からの早いペースの展開は厳しかったか。今後もトライアルのような緩いペースのレースでは見せ場を作るだろうが、今回のようなペースが上がりやすい本番になると苦しい。この点に関しては今後もう一皮剥けなければならない。