にげうまメモ

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15/7/11 New Zealand Racing

*Wellington R.C. @ Trentham Heavy11

Norm Bevan Memorial Maiden Hurdle MDN HDL 3000m

Race 1: NORM BEVAN MEMORIAL MAIDEN HURDLE / RaceInfo / NZRacing

葦毛のGoondiwindiが逃げる展開。好位にJimmy Cat、人気のShamal。Tallyho Twinkletoeは後方から。2周目の一瞬ペースが緩んだところで一気に馬群が凝縮し、後方のTallyho Twinkletoeが一瞬で進出。最終コーナーを曲がるあたりから先頭のGoondiwindi、Jimmy Catを交わして先頭に立ち、そのままリードを広げる一方で最後は35馬身差の圧勝。

非常に面白い馬が出てきた。Tallyho Twinkletoeは平地ではPremier MeetingのLindauer 2100を勝ってきた馬。Hurdle初戦はBoyの7着と大敗したが、今回は圧倒的な強さを見せた。まだ4歳とこれからが楽しみな馬だろう。

 

Lone Star Petone Cafe & Bar Wellington Hurdles (PJR) OPN HDL 3400m

Race 2: LONE STAR PETONE CAFÉ & BAR WELLINGTON HURDLES / RaceInfo / NZRacing

いわゆる重賞に相当するPJR。レースはThatz Davidが逃げる展開。Thenamesbondは2番手。Wee Biskit、人気のSuperturfは後方から。スタート直後からThenamesbondが逃げるThatz Davidに絡み、途中からハナへ。少々引っ掛かっていたようだ。隊列はかなり長くなる。スタンド前からペースが落ち、馬群は固まる。2周目の入り口からMahanadiが一気に仕掛け先頭に。このあたりからThenamesbondは脱落、代わって後方からWee Biskitが進出。最終コーナーを曲がるあたりで先頭のMahanadiにならびかけると、あとは突き放す一方で8馬身差の快勝。2着には粘ったMahanadi、3着にはやはり先行したThatz Davidが入った。

Wee Biskitは前走こそSuperturfに敗れてはいたものの、元々はGreat Northern Hurdle (PJR)勝ちがある実力馬。さすがといったところを見せた。逆にそのWee Biskitを前走下しているThenamesbondは今回は前半スムーズさを欠いた。一気に捲られたのも厳しかったか。以前は124th Grand National Hurdle (PJR)勝ちもあるMahanadiは久々の好走。Hurdle2連勝で挑んだSuperturfは後方から進むも全く動けなかった。さすがに調子落ちだろうか。それにしても展開や馬の調子などで大きく結果が変わるので難しい。

 

Grant Plumbing Wellington Steeplechase (PJR) OPN STP 5500m

Race 6: GRANT PLUMBING WELLINGTON STEEPLECHASE / RaceInfo / NZRacing

2連続障害もある非常に見ごたえのある重賞。ついこの間も見たことのあるTobouggie NightsとThe Oysterman、Tom's Mythが先行する展開。人気のMr Mor、No Quotaは中段から。首の低い走法が特徴的なRosetown Joeは後方。徐々にTobouggie Nightsは脱落。代わってMan O'mannが好位に。2回目の2連続障害あたりから中段にいたMr Morが好位まで進出。3回目の大障害あたりからペースが上がり、後方にいたRosetown Joeが一気に好位まで捲る。しかし同馬の見せ場はここまで。むしろここから逃げていたThe Oystermanが一気に後続を突き放す。これを追うのがMr MorとTom's Myth。最終コーナーを曲がり、最終障害で3頭が並ぶ。このたたきあいを制したのがMr Mor。惜しい2着にThe Oysterman、3着にTom's Mythが入った。遅れてNo Quota、Mister Deejayなど。

Mr MorはAnimal Health Direct Hawke's Bay Steeplechase (PJR)に引き続き、重賞を2連勝。ここのところ非常に調子が良い。今回も67.5kgを背負ってきっちりと叩き合いをモノにしたように、スピードも十分なようだ。人気薄で好走したのがTHe Oysterman。STPでは未勝利馬なだけにこの劇走は驚きだろう。MDNに戻れば勝ち負けになるのは間違いなし。やはり人気薄のTom's Myth。ここのところはめっきり調子を落としていたが、元々はGreat Northern Steeplechase (2012) (PJR)勝ちのある実力馬である。復調してきたと考えてよいだろう。

あとは大きく離された。Animal Health Direct Hawke's Bay Steeplechase (PJR)3着のNo QuotaはMr Morとの着差を考えるとこんなものだろう。Man O'mannはやや引っ掛かるところがあったか。かつてはPJR勝ちのあるTobouggie Nightsはここのところはさっぱり。Rosetown Joeは見せ場をつくったがやはりこのクラスでは厳しいようだ。2013年の同レースの勝ち馬BrushmanはPU。12歳と歳であり、ここのところの成績もぱっとしない。さすがに衰えが隠せないか。