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にげうまメモ

障害競馬と艦隊これくしょんの個人用メモ ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

15/8/9 German Racing

German Racing

*Hoppegarten (GER) (Flat)

125. Großer Preis von Berlin (Gruppe 1) 2400m 3yo+

先日行われたGroßer Dallmayr-Preis (G1)に引き続き3歳・古馬混合G1である。Großer Dallmayr-Preis (G1)ではGuiliani、Lucky Lionらといった古馬の実力馬を相手に、さほどクラシック路線では話題になっていなかったAjaloが予想外の好走を見せ、今年のドイツ3歳牡馬路線のレベルの高さを予感させるものとなった。Großer Preis von Berlin (G1)にはいよいよドイツ3歳牡馬の代表格、なんと言ってもDeuchtses Derby(G1)の勝ち馬Nutanが出走してきており、注目の一戦である。

Racebetの事前の人気としては、Nutanが頭一つ抜けた人気、これを追いかけるのがSecond StepとIto、やや離れてSinging、Siriusといったところだろうか。他の3頭はここからは大きく離れている。

NutanはDeutsches Derby (G1)を5馬身差で圧勝してきた馬。前哨戦のOppenheim-Union-Rennen (G2)こそShimranoの3着に敗れたが、Shimranoが全く競馬にならなかった本番では内を好位で立ち回り、最後は後続を圧倒する走りを見せた。ただし本命と目されていたShimranoが全く競馬にならなかった点、2、3着の馬たちは明らかに格下である点、さらにKarpinoやQuasilloといった本来であればダービー候補といわれていた馬たちの不在があっての勝利なので、着差ほど強調できるものではない。むしろ今回が試金石と言っていいだろう。ハンデは55kgと楽なので、ここは3歳代表として好走を期待したい。

対する古馬代表と目されているのがIto。Itoは今期に入って、下級条件から一気に重賞まで3連勝を飾った馬である。クラシック路線には乗っていないが、ここに来て実力を付けてきた馬なのだろう。特に前走のGroßer Preis der Badischen Unternehmer (G2)は4馬身差の圧勝。課題は相手関係一つだろう。Second Stepは英国からの遠征馬。Dunaden At Overbury Jocky Club Stakes (G2)にてTelescopeを下した実績もある。ただし、実績としてはその程度であり、また距離も1m4fを主に使ってきている点が気がかり。

Siriusは昨年のこのレースの勝ち馬。その後はやや不甲斐ないレースを繰り返していたが、前走pferdewetten.de - Großer Hansa-Preis(G2)にて伊オークス馬Lovelynの2着に入り、復調の気配を見せた。特に今年初戦のGerling-Preis (G2)は引っ掛かって暴走して自滅した感があるので、本来であれば実績上位の馬。復調気配を見せているここは要注意だろう。なおLovelynはその後のドイツオークスで大敗しているが、あれは度外視してよいだろう。詳細は過去記事参照のこと。Singingはpferdewetten.de - Großer Hansa-Preis(G2)で僅差の4着に入った馬。比較的崩れずに走る馬だけに軽視は禁物だろう。

ここから先は大きく人気が落ちる。Amorous Adventureは下級条件で勝てていないようでは厳しい。50. Preis von Europa (G1)の勝ち馬Girolamoは前走最下位と冴えない。その前のGerling-Preis (G2)はGuardiniに2着と頑張っているだけに、何とか復活して貰いたいところだが。牝馬AlaskaköniginはListenrennen勝ちがある程度。ここの上位馬には大敗が続いており、実力的に厳しいか。

 

 

IDEE 146. Deutsches Derby (G1) 1着 - Nutan

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Großer Preis der Badischen Unternehmer (G2) 1着 - Ito 5着 - Alaskakönigin

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124. Großer Preis von Berlin (G1) 1着 - Sirius

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pferdewetten.de - Großer Hansa-Preis(G2) 2着 - Sirius 4着 - Singing  8着 - Alaskakönigin 10着 - Girolamo

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【結果】

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独ダービー馬のNutanの参戦で注目されたレースであったが、英国からの遠征馬Second Stepがその実績どおりの力を発揮する結果となった。

展開としてはItoが前評判通りある程度離し気味に逃げる展開。二番手からNutan。その後ろからSinging、相変わらずやや引っ掛かり気味にAlaskakönigin、Singing。Second Stepはその後ろの中段から。SiriusやGirolamoは後方から。直線に向きItoが粘りこみを図る。Nutanは外からItoを捕らえに掛かるも、ItoがヨレたのかNutanが内に差さり気味に走ったのかは分からないが、徐々に内に切れ込み結果的にItoを内から差し込む形となった。Singingは内に、Second Stepは外から追い込みを見せる。この中で最も鋭い伸び脚を見せたのがSecond Step。最終的には粘るItoを交わしたところがゴール。2着は粘ったIto、NutanはItoを捕らえきれず3着まで。Siriusは後方から脚を伸ばすも4着。Singingは伸びず5着、Girolamoは最下位に敗れた。

Second Stepは前々走King George VI And Queen Elizabeth Stakes (G1)にてTaghroodaの2着のあるTelescopeを下している馬。ただしTelescope自身はその後はListed勝ちのみと、英国において超一流馬とは言い切れない部分のある馬である。そもそも英国の古馬路線の層が厚いとは言い難いところがあるのもまた事実ではあるのだが。

しかし、レースとしては非常にフラットなものであった。中段で脚を溜め、最後までしっかりとトップスピードを維持したSecond Stepの完勝と言っていいだろう。Itoは自分の競馬をしたが、最後はSecond Stepの切れ味に屈した。内容としては完敗だろう。Nutanは55kgという軽量を貰いながらItoすら交わしきれなかったのが残念。直線ではやや内に切れ込む形を見せていたのに対し、鋭い伸び脚を発揮した独ダービーではラチ沿いに走っていたのでそのせいだろうか。いずれにせよ、今後海外遠征を目指す上ではドイツ勢としてはやや残念な結果に終わってしまったと言えるだろう。 

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