にげうまメモ

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15/9/1 Belgian Racing - Crystal Cup -

*Waregem (BEL)

ING Grand Steeple Chase of Flanders H'Cap 4600m

欧州Cross Country SeriesであるCrystal Cupの第6戦。ベルギーのWaregem競馬場で行われる。ベルギーは繋駕速歩競走が盛んだが、障害競馬も行われている。フランスやドイツなどとは馬の交流も盛んなようだ。

なおレース映像はbTurfというベルギーの繋駕速歩競走をメインに扱うサイトのVideoというところから見れる。Waregem Koerse 2015-09-01 ren 4。出馬表はベルギーのJocky ClubのHPから見れるので必要あれば参照されたし。公式でyoutubeなどに上げてくれるようであればリンクを張っておく予定。

馬にはさほど詳しくないので割愛。昨年の勝ち馬Royal Fou、ドイツで障害戦を3連勝してきたKazzioなどが参戦していたようだ。人気的には2012年、2013年の勝ち馬で主にフランスを主戦場にしているMartalin、先述のKazzio、フランスからの参戦馬Taupin Rochelais、昨年の勝ち馬Royal Fouなど。

レースはバリア式のスタート。とりあえず逃げるは葦毛のTaupin Rochelais、番手にRoyal Fou、Unzo Du Bara。Kazzioは後方の外から。序盤の障害でRoyal FouがURというまさかのアクシデント。さらに水壕障害の手前でUnzo Du Baraが落馬(こちらは馬が躓いたか何かだと思う)。スタンド前の飛び上がり台で一時的にTomcat De Kerserが先頭に立ち、Taupin Rochelaisは2番手に。3番手からParis Toujours。Kazzioはやや位置を上げたか。そのまま大きな動きはなくコースを1周。そのままTomcat De Kerserが逃げ込みを図るも、Taupin Rochelaisがこれを交わし、追ってきたKazzioを凌いで勝利。3着には逃げねばったTomcat De Kerser。人気のMartalinは見せ場なく敗れた。

勝ったTaupin Rochelaisはフランスからの参戦馬。さほど大きなタイトルを持っている馬ではないが、2着馬とは位置取りとレース運びの差だろう。Kazzioはさすがドイツの障害馬代表として見せ場を作ったが、後方からのレース運びで好位を立ち回った勝ち馬とはややその差が出たか。Tomcat De Kerserもフランスからの参戦馬だが、こちらはWaregemでの価値鞍もある馬。積極的なレース運びで見せ場を作った。

それにしても、殆どがフランスからの参戦馬で、ドイツ勢はKazzio一頭というのもまたフランス勢の層の厚さを感じる。障害としてはフランスやドイツのそれに近いので、やはりその辺りからの参戦が容易なのだろう。イギリス・アイルランドの障害とはやや毛色が異なるので、あまりそちらからの参戦は考えにくいのかもしれない。