にげうまメモ

障害競馬の個人用備忘録 ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

15/11/3 National Hunt Racing

*Exeter Soft (Good to Soft in places)

Haldon Gold Cup Chase (G2 Limited Handicap) 2m1f109y

13/14シーズンの短距離Chaseのチャンピオン、Sire De Grugyの復帰戦。

レースはDunraven Stormが引っ張る展開。番手からVibrato Valtat、God's Own。Sire De GrugyはThird Intentionと並んで後方から。第4障害でSire De Grugyが大きなミス。レースは序盤はある程度流れるも、中盤からペースが落ちる。残り3障害で先頭に立ったVibrato Valtatが後続の追い上げを封じて4馬身差の快勝。2着には追い込んだThird Intentionが入った。3着にはGod's Own、Sire De Grugyは最下位。

Vibrato Valtatは昨シーズンのNoviceで、緩い流れの上がり勝負のレースを安定した飛越とスピードで連勝してきた馬。Un De Sceauxの作り出すハイペースには対応できなかったが、今回は展開も向いた。最終障害でこそミスをしたが、このような展開になれば安定して強い馬と言えるだろう。ただし、Un De SceauxやSpecial Tiaraなどハイペースで引っ張る馬が存在する現在の短距離Chase路線において、大舞台で力を発揮できるかというと未知数な部分が大きい。今後のレース振りには注意である。

Third IntentionはGod's Own、Sire De GrugyらがVibrato Valtatを追って動いたのに対してワンテンポ遅れて追い出した好騎乗が功を奏したか。God's Ownは本来早いペースの地力比べになったほうが力を発揮する馬。Sire De Grugyは序盤のミスで完全にリズムを崩した。決して飛越が得意な馬ではないので、一度馬に自信を付けさせた方がいいだろう。13/14シーズンのあとに肘か膝の関節の手術をしたという話があるので、その影響がまだ残っているのかもしれない。