にげうまメモ

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15/11/13 National Hunt Racing

*Cheltenham Good to Soft (Good in places)

Novices' Chase (C2) 2m4f78y

2014 World Hurdle (G1)の勝ち馬More of ThatのChaseデビュー戦。BallyaltonとAs De Meeが逃げる展開も、More of Thatが逃げるAs Dee Meeに最終障害で並びかけ、最後は2馬身差の完勝。

More of Thatは最後の平地のスピードで勝利したという印象だろう。飛越としてはミスが無かったが、さほど踏み切りや着地が安定しているようにも見えず、実際にレースから帰ってきた際に後肢の内股に怪我をしている点が観察された。また、レースとしても典型的なNoviceのレースであり、過大評価は禁物だろう。さらに、馬体もまだHurdlerとしてのものであり、上のクラスでどこまでやれるかは疑問が残る。

ただし、相手としてはAs De Mee、Dell' Arcaなど、それなりにメンバーが揃っていたのは事実である。次のレースに期待といったところだろうか。 

 

Neputune Investment Management Novices' Hurdle (G2) 2m5f56y

かつての凱旋門賞Treveの5着に入ったPenglai Pavilionが出走していたレース。逃げるのはChampers On Ice、続くのはShantou Village。Penglai Pavilionは後方から。Penglai Pavilionは残り2障害あたりから先頭に接近するも、むしろここから伸びたのはShantou Village。最後は2着のChampers on Iceに15馬身差をつけて圧勝した。

これは驚いた。Shantou VillageはNoviceを1勝しただけの馬だが、非常に安定した無駄のない飛越であり、力の違いを見せ付けた。これでNHFを含めて3戦無敗。筋肉量に富んだ馬であり、飛越時に重心がほぼ馬場に対して水平に動く点も高評価。これはなかなか面白い馬が出てきたといえるのではないだろうか。

Penglai Pavilionは完敗。ここ2走は2m5fに距離を伸ばしてパフォーマンスを低下させており、2mに戻したほうが良いだろう。

 

Glenfarclas Cross Country Handicap Chase (C2) 3m6f37y

ValadomやAny Currencyらが逃げる展開。続くはRose of the Moon、Sire Collonges、Saint Are。Champion Court、Rivage D'or、Uncle Juniorらは後方から。序盤は馬群がかなり長く広がるも、中盤から馬群は凝縮。Uncle Juniorは後方から徐々に進出するも、残り6障害のCanal Turnで脚を滑らし落馬。好位にいたSire Collongesも残り4障害の後のカーブで脚を滑らし落馬。Any CurrencyとJosies Ordersとの叩きあいは軽量のJosies Ordersに軍配が上がった。Festival WinnerのRivage D'orは飛越が安定せず大敗。

勝ち馬とAny Currencyの差はあくまで斤量の違いだろう。Joseis Ordersは春にPunchestownでCross Countryを勝ってきた馬であり、10st2lbは恵まれたの一言。むしろトップハンデを背負っていつもどおりのレースを見せたAny Currencyを評価すべきであろう。また、勿体無い落馬をしたUncle Junior、Sire Collongesは評価を落す必要は無い。今年のGrand National2着のSaint Areは残念ながら大敗。やや慣れが必要か。Champion Courtも大敗したが、この馬は気性に難のある馬。このように馬群に入れる競馬は合わない。