*Cheltenham Good to Soft (Good in places)
JBC Triumph Hurdle Trial (G3) 2m87y
Romain De Senanが掛かり気味に逃げる展開。勝ったのは人気薄のWolf of Windlesham。2着には最低人気のCoo Star Sivolaが入り、波乱の結果となった。
勝ち馬と2着の馬とは平地の脚の差だろう。いずれにせよ、展開や馬場によって異なる結果と言える。さほどここから強調できる馬はいないという印象。
Novices' Chase (C2) 3m80y
Un Temps Pour ToutのChaseデビュー戦。Vintage Vinnieがスローで逃げる展開も、第14障害からUn Temps Pour Toutが先頭に立つ。しかし追ってきたVincenteに最後差し切られ、2着に終わった。なおBlaklionは落馬。
Un Temps Pour Toutの飛越は比較的安定していたが、最後は力負けだろう。比較的関節の硬い馬であり、関節の稼動域が重要となる英国のChaseは合わないのではないだろうか。
Murphy Group Handicap Chase (G3) 3m3f71y
Rigadin De BeaucheneとShotgun Paddyが並んで逃げる展開。13障害あたりからRigadin De Beaucheneが一気に仕掛け差を広げるも、残り3障害で捕まる。勝ったのは後方から進めたSausalito Sunrise。同様に後方から進めたUpswingが2着に入り、好位にいたKnockanrawley、Cogry、Shotgun Paddyが続いた。
Sausalito Sunriseは上位馬の中では比較的斤量の重い11st3lbを背負っての勝利。昨シーズンはNoviceを走っていた馬だが、今回はなかなか立派なパフォーマンスを見せた。ただし2着のUpswingもNoviceの馬であり、ややレベルとしては疑問符が残る。Shotgun Paddyは飛越の下手な馬であり、飛越のミスによって簡単にリズムを崩すという弱点があるものの、今回は比較的安定した飛越を見せた。11st4lbでの5着はシーズン初戦としては良いのではないだろうか。Galway Plate (Grade A)の勝ち馬The Romford Peleは7着。Spring Heeledは8着だが、これはさほど悲観する必要は無いだろう。Godsmejudge、Sollは大敗。このあたりの不振はやや気がかりである。
Paddy Power Gold Cup Chase (G3) 2m4f78y
Next Sensationが例によって逃げる展開。残り2障害から後退し、激戦となった中から抜け出してきたのは11st0lbのAnnacotty。2着にはBuywise、3着にはSound Investment、やや離れた4着にはDouble Rossが入った。
上位馬の中で最も評価すべきは11st12lbを背負って3着にきたSound Investmentだろう。Old Roan Chase (G2)でWishfull Thinkingを下している実力馬であり、かつては11st12lbを背負ってのG3勝ちもある。現状好調な馬の一頭として注意すべきだろう。その他目だったところとしては4着のDouble Ross。13/14 Noviceの中心的な馬であり、ここにきて調子を上げてきた。このシーズンのNoviceのレベル自体にも疑問はあるが、昨シーズンは調子を崩していた馬。調子が戻ってきた今期は楽しみな一頭だろう。
*Punchestown Soft (Soft to Heavy in places)
Risk of Thunder Chase 3m
途中から先頭に立ったQuantitativeeasingがそのまま押し切り快勝。愛国Cross Countryの常連であり、11st4lbは恵まれた部類と言えよう。2着はやはりCross Country勝ちのあるLove Rory。同レース3連覇を狙ったが、ここはやや相手が悪かったのと、11st7lbはやや厳しかったか。人気のOn His Ownは7着と見せ場無く終わったが、あくまでスピード負けといった印象だろう。むしろAny Currencyのような積極的な競馬を見せたほうがこの馬のよさが出ると考えられる。