にげうまメモ

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15/11/21 National Hunt Racing

*Ascot Good to Soft (Soft in places)

Novices' Limited Handicap Chase (C3) 2m7f180y

トップハンデのDelgany Demonが軽快に飛ばす流れも、残り2障害辺りでこれに並びかけたAnother Heroが勝利。

Another HeroはこれがChase初戦。HurdleではC2辺りを走っていた馬だが、さほどNoviceにしては楽ではない流れを勝ちきったことは評価してよいだろう。ただしDelgany Demonに5stのハンデ差をもらっていたことは注意したほうがいいかもしれない。Delgany Demonは自分の競馬をしたが、今回も惜しい2着。Dell' Arcaに負けている馬だけにどこまでの水準にあるのかは怪しいところがあるが。

 

Stella Artois 1965 Chase (G2) 2m5f8y

昨シーズンNovice馬としては破格のレーティング171を獲得したVautourのシーズン初戦。

レースは案の定Vautourが軽快に飛ばす流れ。Seventh Sky、O'faolains Boyは早々についていけなくなる。これを追うのがPtit ZigとThird Intention。第11障害でVautourが大きなミス。しかし早々にこれを追う2頭の手ごたえが怪しくなり、Vautour楽勝か、と思われたが、予想外にPtit Zigがこれをしっかりと追いかけてくる。最後は1馬身ちょっとのところまで迫られたところがゴール。Vautourとしては何とかPtit Zigの追撃を振り切った形となった。

Ptit Zigは昨シーズンこそVautourに太刀打ちができなかったものの、今シーズンはClarcamを初戦で下し、力をつけてきているところを見せた。もっとも、一度使った利というものもあっただろう。Vautourはやや前評判に比べると満足の出来ない勝ち方。もちろん、Ptit Zigが力をつけている可能性は否定できないが、今後距離を伸ばして一線級とやりあうとなると色々と不安材料が残る。特に相変わらず踏み切りの遠い飛越を見せていた点が個人的には気になった。現在長距離路線にはConeygreeがおり、この馬は自らハイペースを作り出し持久戦に持ち込むタイプ。苦しくなったときに踏み切りの遠い飛越は落馬のリスクが高くなる。暮れのKemptonを目指すとのことだが、個人的には中距離路線の方が向いているのではないかと思わせるようなレース運びであった。

なお久々の出走となったO'faolains Boyは早々にPU。何とも無ければよいのだが。

 

Coral Hurdle (G2) 2m3f58y

かつてのChampion Hurdle (G1)の覇者Rock On Rubyの出走していたレース。

レースはRock On Rubyが逃げる展開。残り数障害から後続に一気に並びかけられるも、最後はこれを突き放し快勝。

Rock On Rubyは前走は馬場に泣かされたものの、今回はその特徴的な低く無駄の無い飛越を見せていた。平地のスピード比べになると流石に年齢もあり分が悪いので、今回のような積極的な競馬が合っているだろう。勿体無かったのが5着のGrumeti。残り2障害の着地で大きなミスをし、立て直すことが出来ずに大敗。一度はChaseに転向するも、最近はHurdleに戻している。今回はミスをするまでは非常に手ごたえもよく、また平地のスピードにも優れている馬。次回は要注意の一頭だろう。

 

Haydock Soft (Heavy in places)

Handicap Chase (C3) 3m4f97y

楽しい楽しい超長距離戦。しかも馬場も悪い。

レースはKing of the Woldsが逃げる展開。そのまま逃げ込みを図るも、一度は後退しかけたEmperor's Choiceが盛り返し、最後は追ってきたLackamonを1馬身ほど抑えて勝利。

Emperor's Choiceはこういう馬である。持久戦になればなるほどその強さを発揮する。Welsh Nationalもこういう勝ち方で勝ってきた。11st12lbを背負っての勝利はさすがの一言だろう。2着のLackamonはDurham NationalでRoyale Knightの2着など、この路線の常連。ただし今回はやや相手が悪かったとしか言いようが無い。3着のHarry The Vikingは昨年のGrand National TrialでLie Forritの2着に入っているやはりこの路線の常連。この馬場で4馬身は差が無いも同然。この3頭は今後も調子の良い馬として注意しておいた方がよいだろう。4着のKing of the Woldsは着差こそわずかだが、最後やや気力負けのような形で下がっていったのが気になる。

 

Betfair Price Rush Hurdle (C2) 2m45y

昨シーズンJuvenile路線で活躍したTop Notchが逃げる展開も、これを最後Irvingがきっちりと差し切り勝利。

Irvingは来週連覇を狙うFighting Fifth Hurdle (G1)に登録があったはずなのだが... いまいちここを使ってきた意図がよく分からない。飛越もさほど安定しておらず、最後はさすがのスピードを見せたが。Top Notchは昨シーズンの成績から考えればこれくらいやれてもいい。Peace And Coとともに楽しみな一頭である。Melodic Rendezvousはスピード負けか。

 

Betfair Chase (G1) 3m24y

人気のSilviniaco Contiが逃げる展開。これを追うのがCue CardとDynaste。HolywellとBallynagourは後方から。Silviniaco Contiにしては比較的ハイペースで逃げる。残り4障害からCue Cardがこれに並びかけると、手ごたえの悪くなったSilviniaco Contiを持ったままで突き放し、最後は7馬身差の圧勝。Silviniaco Contiは2着に敗れた。

Cue Cardは相変わらず着地の2歩目が怪しいところがあったが、今回は前走にもまして馬が自信を持ってレースを運んでいるように見えた。前回の勝利で馬が自信を取り戻したのだろう。また、Silviniaco Contiが比較的早いペースで引っ張ってくれたことも、ハイペース耐性のある同馬には向いたように思われる。

Silviniaco Contiはペース配分を間違えたのだろうか。スローからの上がり勝負に持ち込むことの多い同馬にしては比較的早いペースで引っ張っていた。前走Hurdleを使っていたことが影響したかもしれない。Dynasteは見せ場を作れず大敗。この馬はやはり3mになるとやや足りない。中距離路線に戻したほうが良いだろう。Holywellは相変わらずいつ走るのか分からないが、今回は前半のミスが響いたのかもしれない。