＊Leicester Good (Good to Firm in places)
Veterans' Handicap Chase (C2) 2m6f151y
向こう正面と直線に障害が設置されているLeicester競馬場。良馬場発表だが雨が降っておりやや滑りやすい馬場になっていたようだ。
1周目の前半からCreevytennantが飛ばす展開。しかしペースは1周目の終わりから落ち着き、馬群は凝縮。番手からHouston Dynimo、その後ろにFrench Opera、人気のAraldur、Hansuprordetroit。残り4障害辺りからHouston Dynimoが先頭に変わり、追ってきたFrench Operaを2馬身ほど抑えて勝利した。
Houston Dynimoは9st9lbというハンデが効いただろう。実績としてはC4勝ちがある程度の馬である。むしろトップハンデを背負って2着まで来たFrench Operaを上に取るべきか。かつては重賞勝ちもある経験豊かな馬である。12歳と高齢でさほど上積みは見込めないが、この路線では注意したい一頭か。
＊Fairyhouse (IRE) Yielding to Soft
Bar One Racing Juvenile Hurdle (G3) 3yo only 2m
Thywillbedoneが軽快に飛ばす展開。人気のMissy Tataは中段から。残り3障害辺りから逃げていたThywillbedoneの余力が無くなり、Missy Tataが先頭に。しかしこれを追ってきたRashaanが残り2障害からこれに並びかけると、最後は完全に脚が上がったMissy Tataを突き放し、13馬身差の圧勝。
3歳限定戦ということで安全を期して超のつくスローになるか抑えが効かずそれなりに流れるかどちらかかと思ってたが、今回は後者のレースになった。その中でトップハンデの10st13lbを背負って勝ったRashaanは力が抜けていたと言えよう。これでHurdleは3戦3勝。最後まで余力も残っており、平地のスピードも抜けていた。トップスピードでの飛越も安定しており、この路線では有力な馬の一頭であることは間違いないだろう。
Bar One Racing Royal Bond Novice Hurdle (G1) 2m
Long DogとBachassonの一騎打ちとなったレース。勝負は先に動いたLong DogがBachassonの追撃を僅差で抑えて勝利。
Long Dogはここに来て5連勝と勢いに乗っている馬である。今回は3stのハンデ差がありながら無敗のBachassonを抑えきったことは評価してよいだろう。両馬ともに短距離Novice Hurdleでは有力な馬である。英国で勝ってきているAltiorやMaputoとの対決が楽しみである。
Hatton's Grace Hurdle (G1) 2m4f
無敗のClondaw Courtが果敢に引っ張る展開も、残り3障害辺りからスムーズに進出したArctic Fireがあっさりと抜け出し、最後はAlpha Des Obeauxに4馬身差をつける快勝。
Arctic Fireは嬉しいG1勝利となった。ただしかなりメンバー的には恵まれた感があり、この勝利自体は順当勝ちといえるもの。さほど今後に向けて強調できる材料ではないだろう。むしろMonkslandの飛越ミスに助けられた前走のパフォーマンスが懸念される。
Drinmore Novice Chase (G1) 2m4f
Captain Von Trappeがスローで逃げる展開。No More Heroes、Monksland、Free Expressionなどは後方から。馬群は凝縮して進み、残り4障害辺りからペースが上がる。この中から抜け出してきたNo More HeroesがMonkslandの追撃を抑え勝利。
レースとしてはNoviceそのものである。ただしNo More Heroesは飛越のミスも無く、トップスピードでの飛越も安定していた。特に前走Hurdleで最終障害のミスさえなければArctic Fireを抑えきっていたかと思わせるほどのスピードを持つMonkslandを寄せ付けなかったことは評価してよいだろう。これでChaseは2戦2勝。今後が楽しみな馬である。一方のMonkslandは第7障害でのミスにより位置取りが悪くなってしまったことが悔やまれる。最後まで勝ち馬をバテずに追撃しており、3着以下は大きく突き放しているだけに、この馬もこの路線では注意したほうがよい一頭だろう。
