にげうまメモ

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15/12/12 National Hunt Racing

*Cheltenham Soft (Good to Soft in places)

JBC Triumph Hurdle Trial (3yo, C2) 2m179y

Chic Nameがある程度引っ張る展開も、残り2障害から人気のAdrien Du Pont、Sceau Royal、Leoncavalloの争いに。最終障害でLeoncavalloが落馬し、残った2頭の叩き合いはSceau Royalに軍配が上がった。

Sceau Royalは前走Leoncavalloに惜敗してきた馬。今回は平地の脚で勝ったこと、及びLeoncavalloの落馬にも助けられた感。ここまでHurdle5戦無敗のLeoncavalloは残念な落馬に終わった。いずれにせよ、この3頭はさほど差は無いだろう。本番に向けて中心視できる馬はここにはいないというのが正直な感想。

 

Novices' Chase (C2) 2m4f166y

SametegalとMore of Thatがスローで引っ張る展開。残り3障害で後方にいたPadgeが落馬。2頭のマッチレースはMore of Thatが軽くSametegalを突き放し、13馬身差の快勝。

More of Thatは2014 World Hurdle (G1)の勝ち馬。Chase転向後はこれで2戦2勝とした。前走課題として上げられた飛越こそ向上が見られたが、レースとしてはNoviceとして典型的な非常に楽なものであり、かつ相手にも恵まれた。確かに長距離Noviceでは中心的な馬ではあるが、このレースによりさほどRSA Chaseに向けて評価を上げられるものではないだろう。何でも陣営はCheltenham Gold Cup (G1)に向かうとかいう話をしているが、さすがにこの緩いレースしか経験していない馬にとっては厳しいのではないだろうか。

 

Handicap Chase (C2) 2m62y

Next Sensationがある程度引き離し気味に逃げる展開。レースは好位にいたPearls Legendが残り4障害辺りから先頭に立つと、追ってきたGoing Concernの追撃を振り切り勝利。

ある程度隊列が長くなったことが好位にいた馬にとっては有利な展開となった。Pearls LegendはC3勝ちのある程度の馬だが、比較的C2までなら崩れずに走る馬。ただし今後斤量が増加する点はマイナスか。人気薄のGoing Concernの好走には驚いたが、10st3lbという斤量も味方しただろう。負けた中で面白いのがUlck Du Lin。軽量ながらListed勝ちのある馬だが、めっきり重馬場は駄目である。良馬場で今後ハンデが軽くなるようならば注意したほうが良いだろう。

 

Caspian Caviar Gold Cup (G3 Handicap Chase) 2m4f166y

軽快に飛ばしたVillage Vicがそのまま後続を突き放すと、最後は4馬身差の快勝。

Village Vicは最軽量という恩恵も合っただろう。また、今シーズンはC3で連勝を決めてきており、調子も良かった。絡まれずに逃げられたという展開利もあるだろう。ただし今後に繋がるかといわれると微妙な点が残る。Champagne Westは途中で大きなミスをしながら2着に来た。Novice G2で2着の実績は伊達ではないということだろう。Texas Jack、MozoltovはPU。Texas Jackは今期は精彩を欠く。久しぶりの出走となったMozoltovは飛越に難があった。元々飛越に課題のある馬なだけに、この結果は残念である。

 

Albert Bartlett Novices' Hurdle (G2) 2m7f213y

後方から進めた人気のUnowhatimeanharryが最後の直線できっちりとFinal Nudgeを差し切り勝利。

Unowhatimeanharryは今期になって急激に力をつけてきた馬。これで3連勝。長距離Novice Hurdleでは面白い存在だろう。

 

International Hurdle (G2) 2m179y

昨シーズンのJuvenile路線の主役Peace And Coの今季初戦。

Cheltenianが先頭を伺う構えを見せるも、後方からじっくり行こうと構えたPeace and Coが抑えきれずにハナに立ってしまう。馬はそれでも落ち着かず、終始引っ掛かり気味でレースは進行。残り2障害で後続が一気に殺到、その中からOld Guardが抜け出し勝利。2着にSempre Medici、3着にHargam。Peace and Coは大敗。

HargamはJuvenile Hurdle路線ではPeace and Coには敵わなかった馬。この路線の有力馬Top NotchがIrvingに完敗している辺り、この馬をモノサシにするとさほど強調の出来ないレースだろう。Peace and Coは完全に引っ掛かってしまいレースにならなかった。敗戦としては度外視出来るものだが、掛かりクセがついてしまっているようだと今後が危ういだろう。何でも騎手からは呼吸器系で雑音が見られたとの話が出たそうだが、とりあえずは問題ないとのこと。

 

*Doncaster Heavy

bet365 Summit Juvenile Hurdle (G2) 2m140y

昨年はPeace and Coが勝利したレース。先行したWho Dares Winsが後続の追撃を尻目に20馬身差の圧勝。

Who Dares WinはこれでHurdle2戦2勝とした。最後まで余力は残っており、この重い馬場を苦にして完全に脚が上がった後続とは対照的である。ただし飛越は残り2障害でやや小さなミスが見られたりとさほど安定しなかったので、この辺りは改善が必要だろう。人気のRobertstownは完全に脚が上がっての2着。Heavyで平地の未勝利勝ちこそあれど、道中行きたがる場面を見せたりと若さを覗かせていた。

 

bet365 December Novices' Chase (G2) 3m6y

序盤に人気のIt's a Close Call、Smooth Stepperが落馬する事故。Coologueが軽快に逃げる展開も、番手で構えたSouthfield Royaleが残り2障害でこれを交わし、最後まできっちり脚を伸ばして13馬身差の快勝。

Southfield RoyaleはHurdleではさほど目立った成績のある馬ではないが、Chaseではこれで3戦2勝。決して脚が速い馬ではないが、重馬場が得意な馬であり、かつ一定のペースとストライドで走り続ける持久力に長けた馬である。マラソンランナーとしては非常に興味深いところがあるが、RSA Chaseでは馬場次第と言ったところだろう。Coologueは残り2障害のミスが響いたか。ピッチを上げるスパートを見せる馬だが、さほど使える脚は長くないようだ。