にげうまメモ

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16/01/09 National Hunt Racing

*Kempton Park Soft (Heavy in Places)

Juvenile Hurdle (C4) 2m

好位から追走したSeven Kingdomsが17馬身差の圧勝。人気のGolden Gate Bridgeは途中から手ごたえが悪くなり2着まで。

Seven KingdomsはこれがHurdle初戦。平地では目立った成績を上げていない馬だが、序盤こそやや飛越にもたつく場面こそあれど見事な勝利を上げた。NHFを2勝しているGolden Gate Bridgeは飛越こそ安定していたが、馬場に苦労しているように見えた。

 

Handicap Chase (C3) 2m2f

人気の一角Comeongingerが逃げる展開も、残り4障害辺りからUn Beau Romanが進出し、残り2障害で先頭に立つと4馬身差の快勝。2着には同様にレースを進めたGalway Jackが入った。Comeonginger、Balgarryらの人気馬は総崩れ。

Un Beau Romanは最低人気の馬であり、馬券的には大荒れの内容になった。アイルランドで走っている馬であり、重賞で入着こそあれど、昨シーズンは精彩を欠いていた。今シーズンは立て直されて調子を上げてきたということだろうか。Galway JackはC2でも10st台ならそれなりに走れる馬。Un Beau Romanは人気薄での勝利であるが、今後軽視してよい内容ではないだろう。

 

Novices' Hurdle (C3) 3m110y

比較的経験の浅い馬が集まったNovice戦。その中でも比較的経験のあるThe Boss's Dreamが逃げる流れを、残り4障害辺りから抑えきれずにTapaculoが先頭に。しかしここからThe Boss's Dreamが反撃を見せ、最後Tapaculoを半馬身抑えきったところがゴール。

The Boss's DreamはHurdleは8戦目、距離、馬場とともに経験ありと、この中では経験値という点では抜けていた。飛越も安定したものを見せており、ここは貫禄勝ちだろう。勿体無かったのはTapaculo。前半からやや行きたがるそぶりを見せており、先頭に立つのも早すぎた感。

 

williamhill.com Chase (Listed) 2m4f110y

Hennessy Gold Cupの覇者Triolo D'aleneが逃げる流れ。これを追うのがPtit Zig、遅れてWishfull Thinking。Wishfull Thinkingは早々に脱落するも、Ptit ZigがTriolo D'Aleneを追う展開。しかし残り2障害でPtit Zigが落馬。レースはそのままTriolo D'Aleneが快勝した。

Triolo D'Aleneは約1年ぶりの出走となったこのレースで見事な勝利。2013 Hennessy Gold Cup (G3)を勝利してからはやや精彩を欠いていたが、さすがHenderson師、馬を立て直してきたようだ。飛越も終始危なげないものを見せていた。一方のPtit Zigはややズブイところがあるのか、馬場に苦労していたのか、若干押していくシーンが見られた。今シーズン初戦はVautourを追い詰めた馬だが、2走連続で終盤で落馬している点は気になる。Wishfull Thinkingは良馬場スローペースが良い馬。今回は展開も馬場も向かなかったか。

 

Lanzarote Hurdle (Listed Handicap) 2m5f

軽量のYala Enkiがスローで逃げてそのまま押し切り。2着には好位にいたWestern Warriorが入った。

Yala EnkiはC3 Noviceを勝った程度の馬。完全に今回は軽ハンデと展開に恵まれたと言っていいだろう。スローにも関わらず離し逃げを許した後続の騎手に責任がある。やはり軽量のWestern WarriorはC4 NoviceをHeavyで勝った程度の馬であり、この馬が難なく追走出来、最後まで残っている点はこのレース結果における展開の関与の大きさを示唆するものであろう。事実、さらに格下のDeep Troubleですら残り2障害まではかなり抵抗している。上位馬の中で評価できるのは中段から押し上げたIbis Du Rheu。ただしこの馬もC1ではやや厳しく、C2で勝負になる程度といったところ。あまり評価できないレースだろう。

 

Handicap Chase (C2) 3m

Poole Masterが逃げる展開も、早々に同馬は脱落しKruzhlininに先頭は変わる。そのままKruzhlininが後続を突き放し、最後は5馬身差の快勝。2着にはトップハンデのLe Reveが入った。

KruzhlininはC2で11st12lbを背負って勝利した実績もある馬。Grand National参戦後はさすがに調子落ちしていたようだが、ここにきて立て直されてきたようだ。飛越も安定しており、Grand Nationalへ向かうのであれば要注意の一頭だろう。

 

*Chepstow Heavy

Coral Welsh Grand National (G3 Handicap Chase) 3m5f110y

本来年末に行われるChepstow競馬場の一大イベント。昨年は年末に行われるはずが大雨で延期になり、年始の開催となった。この開催も雨の影響もあり開催が危ぶまれたが、なんとか無事開催にこぎつけることが出来た。ただし馬場はHeavy。おそらく開催できるかぎりぎりの馬場と言ったところだろう。

レースはBenvolio、Red Devil Ladが先手を奪う展開も、Red Devil Radは第5障害でミス、第8障害でUR。途中からBob Fordが先頭に代わる。これを追走するのがShotgun Paddy、Saroqueなど。残り5障害辺りからMountainous、Firebird Flyerなどが先頭集団に接近。残り3障害で先頭集団にいたBob Fordが落馬。レースはそこから抜け出してきたMountainousがFirebird Flyerに2馬身差をつけ勝利。離れた3着にはShotgun Paddy、さらに離れた4着にはSaroqueが入った。他Woodford County、Portrait Kingが完走馬。

高低差の激しいChepstowのコース、非常に重い馬場、そして3m5fという超長距離。これも相まって非常に厳しいレースとなった。10st6lbで勝利した11歳馬Mountainousは一昨年の勝ち馬。その後はあまり目立った成績を残せずにいたが、常にしぶといレースを続けてきた。とにかくスピードよりも重馬場耐性と持久力に秀でた馬。とにかく今回はこの馬にとって最高の舞台であったということだろう。

2着のFirebird Flyerも重馬場の超長距離が得意な馬。West Wales NationalでEmperor's Choiceの2着もある。今回も2回ほど飛越にミスがあるように、やや飛越に難があるのでアテにしづらい面はあるようだが、このような舞台であればということだろう。

11st5lbを背負って3着に入ったShotgun Paddyもまた超長距離と重馬場が得意な馬。G3勝ちもある実績馬である。昨年こそ早々に飛越をミスしてリズムを崩していたが、今年はさすがの力を見せた。飛越をミスした際にリズムを崩して大敗しやすいところのある馬だが、本来力のある馬。とにかく持久力には長けた馬であり、今後もこの路線では面白い馬だろう。

その他。West Wales Nationalの勝ち馬Bob Fordは勿体無い落馬。前走Heavyの中勝利してここに挑んでいただけに残念な結果となってしまった。とにかくこの馬は馬場は悪ければ悪い程力を発揮する馬。逆に良馬場では全く出番はないが、まだ9歳と若いので今後が楽しみである。昨年の勝ち馬Emperor's Choiceは早々についていけなくなりPU。昨年よりもはるかに悪い馬場に手間取ったようだ。

 

Future Champions Finale Juvenile Hurdle (G1) 2m11y

向こう正面から先頭に立ったChic Nameが逃げ込みを図る展開も、最終障害でこれに並びかけたAdrien Du Pontがこれを凌ぎきり勝利。

Adrien Du Pontは前走こそSceau Royaleの2着に入っている馬。その3着のChic Nameが2着というそのままの結果となった。馬場が馬場なのであまり評価は出来ないが、Chic Nameとしては馬場は渋ったほうが良いということだろう。