にげうまメモ

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16/07/09 National Hunt Racing

*Tipperary Yielding (Good in places)

シャーロットの友利奈緒がマジでかわいい。

 

Grimes Hurdle (G3) 2m

人気のIvan Groznyが逃げる展開。Sempre Medici、Plinth、Thousand Starsなどが好位置から。Tocororo、Moon over Germany、久々のHurdleとなるThe Tullow Tankは後方から。Ivan Groznyは軽快に逃げ、後続との差を大きく広げる。この時期のレースにしてはそれなりにペースは流れる。Thousand Starsは途中から手ごたえが悪くなり後退。Tocororoが後方から追い上げを開始し、Sempre MediciやPlinthなどとともにIvan Groznyを追う。しかしIvan Groznyの逃げ足は衰えることなく、むしろこれらを突き放すと11馬身差の圧勝。2着にはSempre Mediciが入った。

Ivan GroznyはTayto Hurdle (G3)勝ちがある馬だが、それ以外にはC2勝ちがある程度でそれ以外のレースでは大敗している。気難しいところがあるのか、今回はRuby Walshが抑えを効かせつつも気分よく逃げられたことがこの好走につながったようだ。しかしこの時期にしては速いペースで逃げ、11馬身差という圧勝劇を演じた実力は無視できないものがあるだろう。Sempre MediciはRed Mills Trial Hurdle (G2)勝ちなどのあるアイルランドHurdleの常連だが、やや一線級を相手にするとスピード不足が目立つ。さすがに2着まで踏ん張ったがやや追走で精いっぱいであった。Tocororoは4歳牝馬。Juvenile路線では全く良いところを見せられなかったが、Sempre Mediciと僅差の3着はその実力を見せるもの。アイルランド重賞であればそれなりに勝負になるだろう。12歳馬Thousand Starsは珍しく先行するもスピード負けし大敗。今回は例外的なペースだったが、さすがにやや衰えが見られる。