にげうまメモ

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16/07/16 New Zealand Racing

*Wellington R.C. @ Trentham Heavy11

NZracingなるサイトで全て結果と映像が見られるのでリンクは貼らない模様。

 

Norm Bevan Memorial Maiden Steeplechase MDN STP 4000m

Off Handがハナを切る展開。スタート直後こそポジション争いでペースは流れるも、すぐに落ち着く。人気のVenerate、Zenocoinは中団から。Venerateは2周目からするすると上がっていき、Off Handに代わって先頭に立つ。2周目のStand Doubleでは手ごたえの悪くなったOff Handは後退し、Kina Win、Zenocoin、Nells Belle、Banteneightyなどが進出。この中からZenocoinが先頭に並びかける。残り2障害でVenerateが落馬。そのままZenocoinが後続に4馬身差をつけ快勝した。2着にはKina Win。

ZenocoinはSTP3戦目にして初勝利。2014 Grand National Hurdles (PJR)でGargamelの2着に入ったほどの馬である。その後はやや精彩を欠いていたが、STPに転向してからは比較的安定した成績を残している。STPでもう一花咲かせられるか楽しみである。

 

Ekraar @ Linwood Park Maiden Hurdle MDN HDL 3000m

Red Sunsetが思い切った逃げを打つ展開。一時は後続に10馬身近い大差をつけるも、2周目の中盤から早々にリードはなくなり、同馬は後退。Upper Cutが先頭に立つも、これを制して人気のKipkeinoが内から交わしていく。Kipkeinoが逃げ込みを図るも、残り2障害からこれに並びかけたZedeedudadeekoが最終障害をミスしながら平地の脚で勝り、僅差の勝利。離れた3着には追い込んだJack's Boyが入った。

ZedeedudadeekoはHDL2戦目にして初勝利。Red Sunsetが飛ばす流れを最後まで脚色衰えず差し切った持久力はそれなりに評価してよいだろう。ただし最終障害でのミスが見られたように、まだ飛越の面では向上が望まれる。Kipkeinoは平地で重賞まで参戦した馬だが、障害飛越の面では勝りながら、残念ながら最後の平地のスピードで負けた感。

 

Anuka Smoker Wellington Hurdle OPN HDL 3400m (PJR)

逃げると思われたThenamesbondが回避して、結果的にThatz Davidが押し出されるように先頭に立つ。Ooee、Red Mafiaなどが好位。人気のWee Biskitは例によって後方から。レースは早々に2周目から動く。好位にいた最低人気のRed Mafiaが先頭に果敢にも取りつき、Thatz Davidは後退。さらにMahanadiも後方から押し上げる。これを外から捲ったのがJust Ishi。最終コーナーでは先頭に立つ勢いも、さらに外からWee Biskitが一気に交わし去ると、そのまま後続を突き放し7馬身差の快勝。2着には盛り返したMahanadi、3着には追い込んだJust Got Homeが入った。Gagarinは落馬。

Wee Biskitは昨年の同レースの勝ち馬。2014 Great Northern Hurdles (PJR)で1着、昨年のGrand National Hurdles (PJR)、2015 Great Northern Hurdles (PJR)の3着などの実績がある牝馬である。とにかく後方からまくり上げていく脚質であるため展開に左右される面があるが、今回はRed Mafia、Just Ishi、Mahanadiなどが続々と捲り上げていく展開が向いたともいえる。しかし展開が向いた時の破壊力はかなりのものがあるのは実績が証明する通りだろう。ニュージーランドHDLの最強馬Tallyho Twinkletoeも後方からまくり上げていく脚質であるため、同馬との兼ね合いが懸念されるが、いずれにせよ面白い馬である。Mahanadiは2013 Grand National Hurdles (PJR)の勝ち馬。とにかくしぶとく脚を使う馬であり、なかなか勝ち味に遅い面はあるが、このような消耗戦でも盛り返してきたパフォーマンスは評価してよい。2014年の同レースの勝ち馬Just Got HomeはWee Biskitとつれて上がっていくも、最後は同馬に完全に突き放されての敗戦。人気の上がり馬Ooeeは力負けだろう。Gagarinは完全に脚が上がっての落馬。昨年のGreat Northern Hurdles (PJR)の勝ち馬だが、今年はいまいち精彩を欠く。

 

Grant Plumbing Wellington Steeplechase OPN STP 5500m

The Foxが例によってスローで逃げる展開も、The Oysterman、Eric The Viking、Get Flashが積極果敢に絡んでいく。2周目のSouthern Turnの辺りでThe Foxはついにあきらめたのか、Get Flashに先頭を譲り、Get Flashがそれなりのペースで引っ張る。Amanood Ladは中団、Crash Bandicoot、Mr Morは後方から。後半からCrash Bandicootが押し上げを図る。早々にTom's Mythは後退して落馬。3周目のStand Doubleを越えた辺りからThe OystermanがGet Flashに絡んでいく。後方からCrash Bandicoot、Eric the Vikingが押し上げる。The Fox、Amanood Ladは後退。最終コーナーで外に持ち出したEric the VikingCrash Bandicootを突き放すと、最後は5馬身差をつける快勝。2着には人気のCrash Bandicootが入った。Get Flashは最後力尽きて5着。Mr Morは最終障害で内ラチに触れ騎手が落馬。

Eric The Vikingは2014 Grand National Steeplechase (PJR)の勝ち馬。その後は精彩を欠き、昨年のGreat Northern Steeplechase (PJR)では強烈な大逃げを打ったりしていた。今回も途中でやや引っ掛かり気味に上がっていったりと、ややムラっ気なところがあるのだろう。しかし、この非常に重い馬場とハイペースの中、Crash Bandicootに捲られてから再度伸びる持久力は一流のものがある。今後も成績は安定しないだろうが、どこかでまた一発のある馬と考えていた方が良いだろう。Crash Bandicootは上がり馬だが、なかなかに見ごたえのあるレースであった。最後は地力の差だろうが、後方から上がっていくスピードはかなりのものがあった。やや持久力に不安は残るだろうが、このクラスでも上位の馬であることは間違いない。Amanood Ladは昨年のGreat Northern Steeplechase (PJR)の3着馬だが、今回はハイペースと重馬場、70.5kgという斤量が堪えたのか大敗。