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にげうまメモ

障害競馬と艦隊これくしょんの個人用メモ ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

16/07/24 New Zealand Racing

New Zealand Racing

*Racing Te Aroha @ Te Aroha Heavy11

世間はKing George (G1)にて盛り上がっているが相変わらずこちらは平常運転。

 

Ann Browne Racing Maiden Hurdle MDN HDL 3100m

Heavy11という非常に重い馬場で行われたTe Aroha開催。馬もかなり走りにくそうにしており、着地で滑る馬も散見された。さて、レースはNothingとCaduceusが逃げる展開も、スタンド前の障害でCaduceusが着地点で滑り、故障したのか競争中止。Nothingが短期逃げの格好になるも、早々に向こう正面で捕まる。先頭に立つのはYardstick。これを追うのがArtifact、Derby Danだが、Artifactは直後の障害で落馬。Yardstickが逃げ込みを図るも、これを追ってきたMatostが最終障害でこれをとらえ、最後は10馬身差の勝利。3着に人気のTop Choiceが入った。

馬場が悪いため着差はアテにならないだろう。14頭走って完走が6頭という非常に厳しいコンディションである。Matostは平地にて11勝を挙げた馬。Heavyは得意のようだ。MDN9戦目にして少しずつ力をつけてきたYardstickを下した勝利は価値があるだろう。

なお残念ながら競争中止したCaduceusは予後不良とのこと。滑りやすい馬場に脚を取られた結果の故障のように見えた。同馬のご冥福を祈る。

 

Waikato Hunt Inc & Lammermoor Farms Open Hurdle RST OPN HDL 3100m

D'Llaroがそろりと逃げる展開。これを追うのがHunters Creek、Candidly、Istimagic、Thenamesbondなど。人気のRaisafuashoは離れた後方から。向こう正面に入り少しずつペースアップ。Istimagic、Candidly、Thenamesbondなどは早々に後退。Raisafuashoが後方から一気に捲りをかける。一時は後続に大きな差をつけたD'Llaroだが、最終障害で大きなミスをする。最後まで脚を伸ばしたRaseafuashoがD'Llaroに7馬身差をつけて快勝した。Readly Eddieは大敗。

さすがにOPN HDLということで、MDNと比べるとこの悪い馬場にも関わらず飛越は段違いに安定している。RaiseafuashoはHDL3勝目。昨年はMDN勝ちのみにも関わらずGreat Northern Hurdles (PJR)に挑戦している辺り、素質は高く評価されている馬のようだ。後半から息が入らずペースアップする展開を捲り上げ、最後まで脚を伸ばしたパフォーマンスは立派だろう。ただし勝ち鞍が重馬場に集中しているので、馬場が良化した際の対応が課題か。

 

Ben Foote Racing Maiden Steeplechase MDN STP 3500m

Share The Blameが大きく出遅れる展開。とりあえず逃げるのはHard Shot。これをNells Belle、Colombian Princeなどが追う。2周目でHard Shotは早々に手ごたえがなくなり後退。West Endも最後方まで下がる。そのままNells Belleがリードを広げ、くらいついてきたBig Meadsyを振り落とすと、最後は23馬身差の圧勝。2着には追い上げてきたBeforunoitが入った。

Nells BelleはSTP11戦目にして初勝利。惜敗続きの馬であったが、今回は飛越技術を要する馬場も味方したか。人気のBeforunoitはやや仕掛け遅れの感はあったが、それでもさほど目立った追い上げは見られなかった。後方から追い上げたWest Endが4着。一度自分からレースをやめるような仕草が見られたように、少し気性的に難しいところがあるかもしれない。

 

Maramrua Hunt & Kate Smyth House of Travel Open Steeplechase RST OPN STP 4200m

昨年のGreat Northern Steeplechase (PJR)を圧勝したJack Romanovの復帰戦。

Billy Elliot、Goosebumps、Rangatiraなどが先頭をうかがう構えも、途中からGoosebumpsが抜けて先頭に立つ。序盤の障害で後方にいたRosetown Joeが落馬寸前のミスをするが、鞍上のAaron Kuruはなんとか馬にしがみつくと、懸命に立て直して事なきを得る。Jack Romanov、Stagehandはゆっくりと後方に構える。2周目からするすると上がってきたStagehandが好位に。Big Brownie、Rangatiraは早々に手ごたえが悪くなる。向こう正面に入るところの障害でRangatiraが落馬。Goosebumpsが少しずつペースを上げていき、Big Brownie、Billy Elliotなどは後退。これをStagehand、大きく離れてJack Romanovが追う。残り2障害の時点でStagehandがGoosebumpsに追いつき、最終障害で前に出る。そのままGoosebumpsの必死の反撃と、ようやく追いついてきたJack Romanovの追撃を振り切って勝利した。

StagehandはSTP2勝目。もともと飛越がさほど安定せずMDN脱出に時間がかかった馬だが、その飛越もようやく上達してきたこと、Heavy11という重い馬場を得意としていたことも味方しただろう。Goosebumpsは積極的にレースを作り2着。前走Amanood Ladを下してきており、またこの馬もHeavyは得意なのだろう。また、Emily Farrの見事な騎乗も光った。しかし、やはり強調しなければいけないのが71kgを背負ってここまで来たJack Romanov。向こう正面の時点では前とはかなりの差があり、直線ではやや進路をなくす場面がありながらも最後まで勝ち馬を追撃したパフォーマンスは勝ち馬よりも上に取らねばならないだろう。今年のGreat Northern Steeplechase (PJR)に向けて楽しみな結果となった。2014 Great Northern Steeplechase (PJR)の勝ち馬Rangatiraは2年ぶりの復帰戦となったが、早々に脚をなくして落馬。Heavy11はダメな馬なのだろう。