にげうまメモ

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16/07/31 National Hunt Racing - Galway Festival -

*Galway Good to Yielding (Good in places)

夏のGalway Festival最終日。

 

At the races Chase 2m6f111y

Galway Plate (Grade A)に参戦し、一番人気を集めながら落鉄や序盤のミスで途中棄権したRoad To Richesが参戦を予定していたが同馬は回避。First Lieutenantも回避。しかし同2着のAlelchi Inois、5着のClarcamが参戦となかなか豪華なメンバーとなったレース。

逃げるのはHe Rock'sだが、スピードの違いでAlelchi Inoisが度々先頭に絡んでいく。これを追いかけるのがClarcam。早々にLetter of Credit、Garrai Phaidinは遅れる。残り6障害辺りからHe Rock'sは脱落。2頭のマッチレースになるも、最後の2連続障害をスムーズに超えたAlelchi InoisがClarcamを突き放すと、最後は32馬身差の快勝。

Alelchi Inoisはやはりこの時期がよいようだ。もともとこの時期に連勝して頭角を現してきた馬であり、また比較的間隔を詰めて使っても問題ないという特徴もある。やや道中踏切位置が近すぎる嫌いはあったが、鞍上が少し動かしていった最終障害では踏切位置を修正できていた。トップスピードも高く、スローからの上がり勝負にも対応できていた。Clarcamは動かなすぎたが、さほど前走の着差を見る限り悲観する内容ではないだろう。

 

Handicap Chase 2m2f56y

こちらにはGalway Plate (Grade A)4着のDevils Brideが出走していたレース。さすがはWillie Mullins。がめつい。

レースはMister Hotelierが逃げる展開。Cavite Betaがこれを追う。一周目はすぐに二連続障害があるためさほどペースは上がらないが、そのあとの長い平地区間を利用してペースが上がる。残り3障害辺りから好位から進出したDraycott Placeが先頭に立ち、そのまま逃げ込みを図るも、最後の直線に入ったあたりでDevils Brideがこれに並びかけ、一気に突き放すと8馬身差の快勝。

Devils BrideはChase7勝目。もともと夏専門で使っている馬であり、G3勝ちもある。トップハンデを背負っての勝利は立派だが、肝心の障害飛越区間で勝負を決めたわけではないことには注意した方がよいかもしれない。Draycott Placeは9st10lbの軽量を利して逃げ込みを図った。さほど実績がない馬だが、ほかに強力な相手もいないここならばといった印象。