にげうまメモ

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16/08/07 Australian Racing

*Ladbrokes Park Lakeside Soft6

シンコウキング産駒Sea Kingの話しようぜ!

 

Crisp Steeplechase STPL 3900m

Marlo Manが先頭を伺う構えも、落ち着いたところでZed Emが前に出てくる。コーナーを曲がるところで人気のSea Kingが内ラチに触れ騎手が落馬。しかしこの空馬がMarlo ManとZed Emの間に割って入り、これでZed Emと並走する形になる。Zed Emはややエンジンが掛かってしまい、ハイペースで引っ張る形に。Lucky Tonight、I'll'ava'alfは後方から。向こう正面の障害でGold a Plentyは落馬。これに躓いた形でUndergroundfighterも落馬。途中からMarlo Manが差を詰めてくるも、Zed Emはこれを振り切る。後方からLucky Tonight、さらにI'll'ava'alfが進出。最終障害で逃げるZed Emに並びかけると、最後は2頭の一騎打ちに。ワンテンポ遅れて仕掛けたI'll'ava'alfが最後Lucky Tonightを下して勝利した。

Sea Kingの落馬が全てだろう。I'll'ava'alfはSTPLEは初勝利。ただし素質はかなり高く評価されている馬のようで、前走落馬に終わったBM120 STPLEも人気になっていた。今回はZed Emがややオーバーペースで引っ張る中、Lucky Tonightよりもワンテンポ遅らせて仕掛けたのが功を奏しただろう。Lucky TonightはややニュージーランドHDLで頭打ちになってからのオーストラリア移籍だが、さすがに実力馬の底力を見せた。勝ち馬とは仕掛けのタイミングの違いだろう。Zed Emは空馬に絡まれたのが痛かった。Gold a Plentyは残念な落馬。この馬も落馬がなければよいところまで来たと思うのだが。

 

Grand National Hurdle HDLE 3900m

Shearerが引っ張る展開もペースは上がらず、スローで淡々と流れる。後半から少しずつペースが上がり、Gingerboy、Zanteco、Tremecなどが殺到。さらに内を掬って後方にいたSlowpoke Rodriguezも進出。しかしこの中からZantecoが抜け出すと、そのままたたき合う後続を尻目に2馬身差の勝利。2着にはTremecが入った。トップハンデのArch Fireは外から捲るも最後伸びを欠き大敗。

やや平地のスピード比べと言ったレースとなった。最後もHurdleを倒している馬が多く、あくまでオーストラリアHDLEらしいレースだろう。Zantecoは前走のBredan Drechsler Hurdle (HDLE)から2連勝。そのレースでもKing of Dudes、Gingerboyといったこのレースに出ているメンバーを下しており、そのままの結果と言ったところか。MDN勝ちの直後のTremecが2着にきている辺りやや展開としては特殊なものだったかもしれない。King of Dudesは前走からZantecoとの斤量差が詰まっていたが大敗。この展開は合わない可能性も考えられる。