にげうまメモ

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16/09/22 National Hunt Racing

Perth Soft

Novices' Hurdle (C4) 2m47y

Lake Malawiが逃げる展開。番手からMoon Racer、これを見るようにBallyandy。Lake Malawiは2周目の向こう正面でやや難しさを見せ、ここからMoon Racerが先頭に。残り3障害辺りからMoon RacerとBallyandyのマッチレースになる。最終障害を同時に飛んだ二頭だが、ここからMoon Racerが最後の一伸びを見せ、Ballyandyを僅差抑えて勝利。

Moon Racerは2015 Champion Bumper (G1)の勝ち馬。ややHurdleデビューまでは時間がかかってしまったが、これがHurdle初戦となる。やや鞍上のTom Scudamoreが踏切を調整していく部分は見られたが、初戦としては上々の飛越を見せていた。最終障害でややペースを落としてから、完全にエンジンを入れていたBallyandyを競り落としたのは高い能力の証だろう。2016 Champion Bumper (G1)の勝ち馬Ballyandyは惜しい2着。この馬も飛越は初戦としては上々であり、勝ち馬とはさほど差はないだろう。

 

Novices' Chase (C3) 2m4f20y

Rejaahが逃げる展開。これを追いかけるのが葦毛のFlying Angel、Impulsive American。Orioninverness、Three of a Kindは早々に遅れる。RejaahはNoviceとしてはやや早いペースで引っ張り、早々から隊列は長くなる。残り4障害辺りからRejaahにFlying Angelが接近。やや残り2障害では飛越にミスが見られたが、完全に脚の上がったRejaahを突き放しFlying Angelが16馬身差の圧勝。3着には後方から追いあげたTempo Macが入った。

Flying AngelはChase初戦。HurdleではImperial Cup (G3)を勝利している実績馬である。ここでは終始殆どミスがなく、高く安定した飛越を見せていた。今シーズンのNoviceにおいて面白い一頭だろう。前走Stephanie Francesを下してきたRejaahはどちらかというと16f戦で実績を残してきた馬。今回のパフォーマンスを見る限り20fはやや長い。