にげうまメモ

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16/12/17 National Hunt Racing

*Ascot Good to Soft

Graduation Chase (C2) 2m5f8y

霧がひどくてよく見えない。

Sizing Codelco、Solstice Starの2頭で後続を大きく引き離す展開も、すぐにペースは落ち着き馬群は密集する。残り6障害辺りからSizing Codelcoはペースを上げる。Solstice Starは脱落。これに付いて行ったのがTop Notch、Hammersly Lake、Caid du Berlais。最後は逃げ粘るSizing CodelcoをTop Notchが1馬身ほど下して勝利した。

Top NotchはFighting Fifth Hurdle (G1)でIdentity Thiefの2着がある馬。今シーズンからChaseに転向し、これで4戦3勝とした。比較的経験豊富な相手に対してここで勝ち切ったスピード能力と飛越技術は評価してよいだろう。Sizing Codelcoは早めにスパートする積極的な競馬で見せ場を作った。Caid Du Berlaisは復帰後はやや精彩を欠く。

 

JLT Long Walk Hurdle (G1) 3m97y

2012-14と3連覇したReve De Sivola、Thistlecrackの弟West Approach、Ptit Zig、Un temps Pour Tout、Zarkandarなど実績馬・期待馬が多く登録していた。人気は新星Unowhatimeanharryから。ちなみに管理するのはHarry Fry調教師。これは一種のジョークだが事実である。

Reve De Sivolaが先頭を伺う構えも、これを制してBallyopticが先頭に。やや離れてWest Approach。Unowhatimeanharry、Ptit Zigなどがこれを追いかける。Zarkandar、Lil Rockerfeller、Un Temps Pour Toutなどが中団から。フランスからの参戦馬Alex De Larredyaも馬群の中。レースは淡々と進行し、残り4障害辺りからReve de Sivolaの手ごたえが悪くなる。West Approachが内から接近。Reve De Sivolaは早々に後退し、残り2障害でWest ApproachがBallyopticに並びかける。しかし最終障害でWest ApproachとBallyopticがともに落馬。外からスムーズに進出したUnowhatimeanharryがLil Rockerfellerに4馬身差をつけて快勝した。

UnowhatimeanharryはこれでHarry Fry師のもとに移籍してから7戦7勝とした。その中にはAlbert Bartlett Novices' Hurdle (G1)も含まれ、これで新たな長距離Hurdleのチャンピオン候補に名乗りを上げたことになる。以前は条件戦でうろうろしている馬だったのだが、この馬に何が起こったのかは謎である。比較的小柄な馬だが、馬群に入っても器用に飛越する技術やスピード能力は非常に高いものがある。Thistlecrackが抜けた以上、World Hurdle (G1)に向けて最有力に近い位置にいるだろう。Lil Rockerfellerは2回目の24f戦となったが見せ場を作った。16f戦ではややスピード負けしていた部分があり、やはり長距離は合っているのだろう。さほど瞬間的なスピード能力の高い馬ではないだけにもう少し早めに動きたかったところ。

Haies D'Auteuil Grade 1 Hurdle (G1)の勝ち馬Un Temps Pour ToutはChaseでも勝ち鞍はあるがやはりHurdleの方が良い。ただしややここではスピード負けの印象がある。フランスHaiesの方が良いのかもしれない。同レースの2016年の勝ち馬Ptit Zigも同様の印象。Chaseでの飛越が安定しないためHurdleに戻しているが、Hurdle一線級と比べるとやはり厳しいようだ。Prix D'Automne Hurdle (G1)の勝ち馬でフランスから参戦したAlex De Larredyaはさほど動けず。初の斤量に戸惑った可能性もある。Un Temps Pour Tout、Ptit Zig辺りとはさほど差はないだろうが、いずれにせよこの辺りのフランスHaies組は機動力という点で上位馬とは見劣る結果となってしまった。Reve De Sivola、Zarkandarはさすがに力落ちか。Reve De Sivolaはどちらかというと持続的なスピードを使う馬であるが、苦しくなってから驚異的な粘り腰で踏ん張ったこれまでとは異なりあっさりと沈んでしまった。陣営は重馬場の方が良いとのコメントを出しており、年齢を重ねてスピード能力の衰えがあるかもしれない。Zarkandarは復帰後は冴えない。Ballyoptic、West Approachは勿体ない落馬。BallyopticはUnowhatimeanharryと差のないレースをしてきた馬であり、この馬もCheltenhamに向けて楽しみな一頭となるだろう。West ApproachはNovice馬だけに今後が楽しみとなるパフォーマンスであった。

 

*Fairyhouse Soft to Heavy

Begginers Chase 2m

Burgasが先頭を伺うも、スピードの違いでYorkhillが先頭に。そのまま2頭で後続を大きく突き放す。残り2障害辺りから手ごたえが悪くなったBurgasを尻目にYorkhillが持ったままで楽勝。2着にはBurgasが入った。

YorkhillはMersey Novices' Hudle (G1)などG1を3勝している馬。ここがChaseデビューとなった。唯一ついてこれたBurgasは未勝利勝ち程度のであるためメンバー的にも恵まれており、ここは流石の能力の違いを見せつける結果。ただし、着差の付きやすいコンディション、また左に斜飛する癖を見せており、この辺りは今後の課題となるだろう。