にげうまメモ

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17/01/14 National Hunt Racing

*Kempton Good to Soft (Soft in places)

Kempton Parkが閉鎖されるとの衝撃のニュースが出た。King Goerge VI Chase (G1)はSandownで行われる予定らしい。英国障害競馬関係者は軒並み反対を表明しているようだ。オールウェザーのトラックを作るためとの話もあり、個人的にも解せないところがある。

Handicap Chase (C2) 3m

残り3障害で先頭に立ったOur Kaempferが持ったままで7馬身差の快勝。2着には2周目から先頭に立ったKruzhlininが入った。人気の一角Volnay De Thaixは序盤にミスをしてからはリズムを崩しPU。

Our KaempferはDoom Bar Sefton Novices' Hurdle (G1)にてThistlecrackの3着がある馬。今シーズンからChaseに転向し、Chaseは初勝利となる。やや踏切位置が怪しく、また最終障害でも着地をミスする場面はあったが、それでも持ったままでKruzhlininを7馬身突き放すパフォーマンスは見事であった。昨年の勝ち馬Kruzhlininはやや飛越にミスが見られたが、それでもこの馬のレースはしているだろう。やはり前々でスピードの持続力を生かす競馬が合っているようだ。Sandy Beachは見せ場を作ったが、残り2障害で大きなミスをしたKruzhlininをとらえきれず。

 

*Warwick Soft (Heavy in places)

Neptune Investment Management Novices' Hurdle (G2) 2m5f

終始先頭を守ったWilloughby Courtがそのまま逃げ切り勝ち。2着にはGayeburyが入った。

Willoughby CourtはHurdleは3戦2勝とした。ややペースが落ちた際の飛越には課題はあるが、鞍上のDavid Bassが押して飛越を試みた際には比較的スムーズな飛越が出来ていた。重馬場ということもあり、後半からミスもなくスピードを落とさずに飛越動作を繰り返したことが大きな勝因となっただろう。ただし馬群に入ったときの対応力には疑問が残る。Peregrine Runは最終障害での大きなミスで2着を守れなかった。Get On The Yager、Geodie Des Champsは馬場が堪えた印象。

 

Betfred Classic Handicap Chase (G3) 3m5f54y

第2障害でKaki De La Preeが落馬するアクシデント。Rigadin De Beaucheneが例によって逃げる構え。これを追いかけてGoodtoknow、Shotgun Paddy、Knockanrawley、Viva Steveなど。Mountainous、Milansbar、Hooblon Des Obeauxは中団に構える。早々にEmperor's Choiceは遅れPU。Rigadin De Beaucheneは軽快に逃げるも、残り3障害辺りからGoodtoknowが先頭に。しかし後方から押し上げたOne For Arthurがここで先頭に代わると、そのままGoodtoknowを6馬身ほど突き放して勝利した。3着にはShotgun Paddy。

One For Arthurは第2障害でKaki De La Preeの落馬の煽りを食らって後方にいたが、そこから諦めずに追走し、Rigadin De Beaucheneが厳しい逃げを打つ中でも一気に進出してきた。Becher Chase (G3)でもVieux Lion Rougeから3馬身差の5着に踏ん張っており、これからが楽しみな一頭だろう。かつてNoviceで12st3lbを背負って勝った経験もあり、そのパワフルな走りにも好感が持てる。GoodtoknowはもともとC3辺りの超長距離戦の常連であるが、少しずつ力をつけているようだ。Shotgun Paddyはやはり飛越にスムーズさを欠く場面がある。Houblon Des Obeauxはよく追い込んでの4着だが、肝心の場面で動けないのはどうか。Rigadin De Beaucheneももうひと踏ん張りが足りないMountainousは馬場と斤量だろう。Roose Blancは跨ぐような飛越をする馬だが、やや後半のミスが勿体なかった。Viva Steveは大敗したが第18障害のミスが全て。Bob Fordはもともと成績が極端な馬であり、この馬の馬場になるタイミングを待つべきと言ったところか。