*Cheltenham Good
JCB Triumph Hurdle (Grade 1) (4yo only) 2m179y
結果:http://www.attheraces.com/racecard/Cheltenham/17-March-2017/1330/
映像:http://www.thejockeyclub.co.uk/video/20170317/2672150/15994283
Cheltenham Festivalの最終日、Gold Cup Day。この日のチケットは全日程中で最も値段が高く、また人気を博する。Club Enclosureについてはドレスコードが他の日に比べるとややうるさいようだ。その辺に寒そうに立っている係員に聞けば問題ないが。
英愛障害競馬において3-4歳限定Hurdleは一つの路線として整備されており、その頂点となるレース。ここ最近の勝ち馬のその後の活躍を見るといまいち出世しきれてはいないが、それでも今後が楽しみな若駒を見つける名誉あるレースであることは間違いない。今年はJP McManusが送り込む馬が人気を集めていた。ここまで5戦無敗、Future Champions Finale Juvenile Hurdle (G1)勝ちを含むDefi Du Seuilが一番人気。対するはCharli Parcs、昨年から調教師デビューを果たしたJoseph O'Brien師が管理するLandofhopeandglory。そのほかBapaume、Mega Fortune、Master Blueyesなど。
(写真:Landofhopeandglory)
(写真:Bapaume)
(写真:装鞍所のMaster Blueyes)
とりあえず観客がここぞとばかりに雄叫びを上げる大歓声からスタート。Mega FortuneとDinaria Des Obeauxが逃げる展開も、早々にDinaria Des Obeauxは後退。残り4障害辺りから進出したDefi Du Seuilが直線抜け出して勝利した。2着には逃げ粘ったMega Fortune。Bapaumeはよく追い上げるも3着まで。
(写真:Defi Du SeuilとRichard Johnson)
かなり馬場は良いようだが、最終コーナーがやや急であるため全体的に外を回している。若馬のレースではよく引っかかって暴走するか、もしくは全体が慎重に抑えてスローになりがちなのだが、今回は後者となった。Defi Du Seuilはこれで6戦無敗。Softな馬場で大勝してきた馬だけに良馬場を懸念したが、この馬場での5馬身差というのは決定的だろう。馬群の中で器用に飛越する能力、ペースを上げてから身体全体を伸ばした飛越、どれも見事であった。課題はやはりハイペースへの耐性といったところか。
Spring Juvenile Hurdle (G1)の勝ち馬Mega Fortuneはやや序盤から難しさを見せていたが、早々にハナに行ったのはこの馬にとっては良かっただろう。いつもの相手であるBapaumeとは相変わらず接戦を演じた。一方のBapaumeは一列後ろ過ぎたか。Landofhopeandgloryは難しい位置に入ってしまった印象。
(写真:Joseph O'Brien調教師)