にげうまメモ

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17/05/27 Japanese Racing

*Kyoto Firm

Kyoto High Jump (JG3)

わりと最終障害が不思議な位置にある京都ハイジャンプ

第一障害で対抗角と思われていたルペールノエルが落馬。マドリードカフェが淡々と逃げる展開で、さほどペースは上がらない。2周目からテイエムオペラドンが動いていくも、再度マドリードカフェが後続を引き離す。そのままマドリードカフェが後続を寄せ付けることなく勝利した。テイエムオペラドン、スズカプレストと続いた。

マドリードカフェはこれで3戦3勝。平地ではオープン勝ちがあるくらいにはスピード能力の高い馬であり、比較的平易な京都の障害と淡々と同じペースを刻み続ける能力は、ここでは抜けていた。やや飛び乗り台の部分で飛越に戸惑う仕草が見られたが、これ自体は大きなミスではないだろう。飛越は比較的安定しており、あくまでここは順当勝ちと言ったところではないだろうか。

テイエムオペラドンはもともとの持久力とロングスパート能力を考えれば、これくらい走っても不思議ではない。特に飛越には問題はなかったが、2周目から動いて行ったはいいものの障害手前で減速し、勝ち馬に再加速のタイミングを与えてしまったことは致命的なミスだろう。マドリードカフェほど平地のスピード能力は持たないため、どちらかというとロングスパート合戦に持ち込みたかったところだと思うのだが。あとイタリアSiepiの方が走る気がする。

スズカプレストは平地では全く芽が出なかったが、障害では崩れずに走っている。オープンくらいなら勝てるだろう。アロヒラニは飛越が小さすぎる感があり、置き障害でないと現状厳しいようだ。テイエムシシーポスは慎重な競馬に終始したが、前で強気に立ち回ってこその馬。ルペールノエルはなんでもないところで落馬。踏切位置は遠すぎた感もあるが、特に着地で馬が大きくバランスを崩したわけでもない。なぜあそこで騎手が転がり落ちたのかは謎。