にげうまメモ

障害競馬と艦隊これくしょんの個人用メモ ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

17/06/11 Franch Racing

*Auteuil Tr Souple (4.1)

Prix Aguado (Haies G3) 3 ans. 3500m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2017/O/SU5Fb2dCNjBBOXkySXJOQ0Z1cGk1QT09

レース映像はリンク先で見れます。要登録(無料)。フランスのレース中継も見れるので気になった方はどうぞ。個人的には無駄なものがない中継なのでわりと好み。

Echiquier Royal、Master Dinoが逃げる展開も、向こう正面の辺りから先頭に並びかけたTunisがそのまま押し切り勝ち。2着にはEchiquier Royalが入った。

3歳のこの時期にも関わらず、非常に正確な飛越を要求するレースにはフランス障害の層の厚さを感じさせる。Tunisはポーランド産の牝馬。これでHaiesはListedから続く2連勝で、計3勝目となる。踏切位置は正確であり、飛越に無駄な修正動作はなく完成度の高いものを見せていた。やや大跳びのストライドから繰り出される飛越はフランス障害への高い適性を感じさせるものだろう。Echiquier Royalは例によってTunisの後塵を拝した格好となるが、やや相手が悪かった印象。

 

Grande Course De Haies d'Auteuil (Haies G1) 5100m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2017/O/R2JqVWxwR200eW1JUXZkUnpGVWR0Zz09

フランスHaiesの最高峰。イギリスからはL'ami Serge、Ptit Zig、One Track Mind、アイルランドからShaneshillが参戦していた。迎え撃つフランス勢の筆頭はBlue Dragon

例によってBlue Dragonが逃げる展開だが、早々からOne Track Mindが絡んでいきペースは上がる。一旦はOne Track Mindを退けたBlue Dragonだが、2周目からAlex De Larredyaが絡んでいき向こう正面を過ぎることには先頭に。Alex De Larredyaはそのまま逃げ込みを図るが、内から抜けてきたL'ami Sergeが最終障害を越えたところで先頭に立つと、内外大きく離れたAlex De Larredyaとの叩き合いを制して勝利した。Shaneshillが3着。Blue Dragonは最終障害手前で途中棄権。

Ruby WalshのShaneshillがひたすら泰然と同じようなペースで走っているのだが、この馬のポジションを見ていると面白いと思う。L'ami Sergeはもともとフランスにいた馬。G1はこれで初勝利となる。とにかく筋力の爆発的な収縮力が強い馬で、一瞬の脚は使えるという特徴を持つ。四肢を大きく動かす必要があるイギリスSteeplechaseでは体型的に飛越に適性がなく、一方のHurdleでは持続的な足は使えないためどうにも厳しくなった時の我慢比べだと分が悪いという面があった。ここでは序盤からハイペースで流れる中を、ひたすら内で馬の後ろに入れ、この馬の爆発力を生かし切ったDaryl Jacobの騎乗は素晴らしいものがあった。最後の数完歩では脚が上がっており、まさにこの馬の全てを出しきった勝利と言えるのではないだろうか。Grand Prix d'Automne (Haies G1)の勝ち馬Alex De LarredyaはBlue Dragonを潰しに行っての2着。この馬の持ち味は出し切った格好だが、勝ち馬の一瞬の脚にやられた印象。前哨戦を勝ってきたShaneshillはいまいち距離が長かったのかもしれない。Capivari、Yoko辺りは見せ場を作れず。連覇を狙ったPtit Zigは途中からついていけず。Blue Dragonは途中からリズムを崩しての敗戦。距離も長かったのだろうが、それ以前に自分のリズムで運べなかった時の脆さが気になる。

 

Prix Des Drags (Steeplechase G2) 4400m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2017/O/Zll2VmEwVFptYWdOQitoWXdIemRwdz09

早々にLa Sulfureuseが落馬するアクシデント。Pinson Du Rheuが後続を引き離して逃げる。2周目からVia Dolorosaがこれに並んでいくもRail Ditchで落馬。残り2障害辺りでBon Augure、Saint Pistol、Shannon Rockの3頭が先頭に代わると、その中から抜け出したBon Angureが勝利した。

Bon Angureはこれで重賞は初勝利。2015年に落馬してから長く休んでいたが、2017年に復帰してからはこれで4勝目となる。最終障害はやや大事に飛んだ感があったが、それでも今後が楽しみになる勝ち方だろう。古豪Saint Pistol、Shannon Rockは健闘したが、最後はフラットのスピードの差か。

 

Prix Alain Du Breil - Course de Haies d'Ete Des Quatre Ans (Hais G1) 4 ans 3900m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2017/O/K2xYSjdwMnRXMkx1eWkxVEtRQTNaUT09

アイルランドからBapaume、Dandy Magの2頭を迎えて行われた一戦。圧倒的人気のDe Bon Couerが逃げる展開も、残り2障害でまさかの落馬。代わりに先頭に立ったPrince AliがBapaumeとの叩き合いを制して勝利した。Dandy Magが3着。

De Bon Couerはここまで6戦6勝、重賞4勝で来ていた馬なのだが、どうにも踏切位置を調整するために障害手前で減速する感があった。最後はスピードに乗せたまま飛越を試みた結果の落馬であり、あくまで馬の若さが出たといったところだろう。Prince Aliはやや棚ぼた感は否めないがこれで4連勝とした。飛越の巧さという点ではこちらが勝っていたが、残り2障害地点での鞍上の動きを見るとやや余力の点では劣っていたかもしれない。Bapaumeは力は見せたが、飛越の仕方を見ているとアイルランドの障害の方があっているかもしれない。