*Kokura Firm
Kokura Summer Jump (JG3) 3390m
例によってメイショウヒデタダが軽快に逃げる展開。好位から人気のアップトゥデイト、マイネルフィエスタ。オースミムーンは中段から。最終周からアップトゥデイトがメイショウヒデタダに並んでいくも、メイショウヒデタダが抵抗。最終障害でアップトゥデイトがようやく先頭に立つが、これをゴール直前でソロルが差し切って勝利した。
ソロルはマーチS(G3)の勝ち馬で、史上11頭目となる平地・障害両重賞勝利馬となった。シンボリクリスエス産駒らしく比較的脚が長く細身の身体をしており、ダート馬ながら独特のしなやかさを伴っている。障害では当初は引っかかっていたのだが、ようやく障害のペースにも慣れてきたようだ。馬群で我慢させた鞍上の好判断もあっただろう。やや飛越が低い懸念はあるが、少なくともこの馬なりの進境が伺える勝利。人気のアップトゥデイトは積極的なレースを見せたが、どうにもいちいち障害手前で減速する場面が目立った。最終障害手前でも大きく減速をかけており、結果としてスピードを落とさずに飛んだ勝ち馬に差し切りを許すことになった。マイネルフィエスタは見せ場を作ったが、この馬もアップトゥデイトと同様の敗因だろう。メリーモナークは初重賞挑戦ながらよく追い込んでの4着。オースミムーンはもう少し積極的なレースが欲しい。ウォンテッドは障害飛越直後に外側に逃避する形の落馬。