にげうまメモ

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18/02/10 National Hunt Racing

*Newbury Soft

Denman Chase (G2) 2m7f86y

終始先頭を走ったNative Riverが追いかけてきたCloudy Dreamを突き放して快勝。Saphir Du Rheuは残り2障害辺りから遅れた。

Native Riverは昨シーズンHennessy Gold Cup (G3)、Welsh Grand National (G3)と連勝し、Cheltenham Gold Cup (G1)でも惜しい3着に入った馬。今シーズンは故障でやや復帰が遅れていたが、復帰戦となったここでは素晴らしいパフォーマンスを見せた。飛越は全体的に安定しており、スパートをかけてからも乱れがなかった。もともと高いトップスピードと飛越能力、持久力、馬場への適応力と、様々な面で高いレベルにある馬であり、ここでも何かウィークポイントらしい懸念点は見当たらなかった。昨シーズンはややレースを使いすぎの感もあり、今シーズンは馬がフレッシュなままCheltenhamに向かうことが出来るのは大きなアドバンテージになるだろう。全体的に有力馬にトラブルが多い今シーズンにおいて、故障の影響さえなければ有力視できる一頭。Arkle Challenge Trophy (G1)でAltiorの2着に入ったCloudy Dreamは残り2障害からついていけず。やや飛越の面で独特のものを持っている馬で、何度か障害に擦る場面が見られた。最後は脚が上がっての敗戦であり、距離的には20fの方がよいだろう。Saphir Du Rheuはノドの持病がある馬で、この類は走ってみなければわからないのだが、この馬自身あまり状態はよくないのかもしれない。ノドは苦しくなってから一気に症状が出るので、重い馬場よりは良馬場の方が走れる印象。

 

Exchange Chase (G2) 2m92y

誰か逃げろよとでも言わんばかりのスタートからPolitologueが先頭に立つも、最終障害を越えて先頭に立ったAltiorがそのままPolitologueを突き放して勝利した。Valdezは残り2障害辺りから遅れた。

Altiorはこれで障害13戦無敗とした。ノドの手術を行い今シーズンは復帰が遅れていたのだが、その懸念を払拭する走りを見せた。胴長の馬体と長い四肢を生かして遠い位置で踏み切る飛越は相変わらずであり、飛越の安定感、エンジンがかかってからのトップスピードと、あらゆる面で飛びぬけたものを持っている。Politologueは今シーズンの上り馬で、Queen Mother Champion Chase (G1)でもある程度有力視される存在。湿った馬場でロングスパートをかけた際に力を発揮する馬なのだが、この馬が自身の競馬をした展開をものともしなかったパフォーマンスは本番に向けて楽しみになるものだろう。Tingle Creek Chase (G1)を含む3連勝で挑んできたPolitologueは自分のレースをしたのだが、さすがに相手が悪すぎた。Queen Mother Champion Chase (G1)では前々で運んでどこまでといったところ。1204日ぶりの復帰戦となったValdezは収穫のある3着。もともとLightning Novices' Chase (G2)勝ちのある素質を持った馬であり、この馬に関しては無事に周ってきたことが一番の結果だろう。無事であればもう一花咲かせても不思議ではない。

 

*Warwick Soft

Kingmaker Novices' Chase (G2) 2m54y

http://www.thejockeyclub.co.uk/video/20180210/2763714/16505964

終始先頭を走ったSaint Calvadosが22馬身差の圧勝。2着にはDiego Du Charmilが入った。North Hill Harveyは途中から遅れ3着。

Saint CalvadosはこれでChase3戦3勝とした。もともとフランスでHaiesを走っていた馬で、フランスでは4戦3勝。唯一負けた相手はG1を2勝しているDe Bon Coeurという牝馬という馬。フランスからの移籍馬は比較的完成度が高い一方で、フランス障害に適応してしまうとイギリス障害に苦労する場面があるのだが、この馬はどちらかというと前者のように見える。ある程度遠い位置から前向きな飛越を繰り返しており、飛越技術も安定した高い水準のものを持っていた。メンバー的にはそれなりに強力だったのだが、その相手にこのレースをしたことを考えれば、Arkle Challenge Trophy (G1)における有力馬として考えても不思議ではない。Diego Du CharmilはBryony Frostが良いテンポでレースを進めたのだが、最後はスピード能力で遅れた。Henry VIII Chase (G1)にてSceau Royalの2着に入ったNorth Hill Harveyはペースについていけず。この馬のパフォーマンスをモノサシにすればSaint Calvadosのパフォーマンスは相当なものであることが予想される。