にげうまメモ

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18/06/23 Czech Racing

*Pardubice stav dráhy: 3.3 (pružná)

Cena Arnošta z Pardubic – podporovaná Dopravním podnikem města Pardubic, a.s.

Steeplechase crosscountry II.kat. - 5200 m, cena, 5letí a starší 120.000 Kč

https://www.youtube.com/watch?v=Rxw6XPy9_aI

葦毛のAristmontotとAvec Charmが逃げる展開。Steeplechase Courseに入る辺りからPlayerがおっつけて前に出る。さらに外からVandualが先頭に立つも、PlayerとAristmontotの間を抜けてきたStrettonがVandualを抑えて勝利した。

5200mと距離も比較的長かったことも相まって、かなり落ち着いたペースとなった。そのためPlayerが前に出たあたりからの上り勝負となっている。StrettonはCena firmy Chládek a Tintěra, Pardubice, a.s. - Cena Jana Kašpara (Stcc NL)の勝ち馬だが、当時4着だったAl Bustanと比較するとかなり出世は遅れている。ひとまず走りなれた5000mクラスで結果を残したが、レース内容としてはさほど評価できないものだろう。BratislavaのSt. Legerを勝利しているVandualは2年ぶりの休養明け2戦目ということで進境を感じさせるレース。kvalifikaceを完走しているためVelka Pardubickaへの出走権はあるのだが、休養前のレースを見る限りではもう一回り成長が欲しい。Cena firmy Chládek a Tintěra, Pardubice a.s. - Cena Jana Kašpara (Stcc NL)の勝ち馬Playerは案外だが、当時の2着馬Mahonyが3着に来ていることを考えれば、さすがにもう少しは走れたはず。勝負所での飛越ミスがすべてだろう。

 

Cena Komerční banky STCHCC Válečníka

Steeplechase crosscountry I.kat. - 3300 m, cena, 5letí a starší 150.000 Kč

https://www.youtube.com/watch?v=4th0sxmbLbY

Loireが先頭を伺うも、これを制してChrystal Crossがハナに。途中でStarbuckが絡んでくるも、これを退けてChrystal Crossが勝利した。Medic、Starbuckと続いた。

Chrystal Crossはこれが初勝利。もともとはフランスで走っていた馬だが、2017年からチェコに移籍している。どちらかというと短距離をハイペースで引っ張った方がよさが発揮できるようで、ある程度抑えが効くのであれば距離は今後延長できる可能性がある。Medicは3000~4000mくらいの距離が守備範囲だが、今回は勝負所で前をさばくのにやや手間取った分か。人気を集めたStarbuckはさほど瞬発力のある馬ではなく、このような負け方はよくあるパターン。距離さえ持てば活躍の場は広がるのだが、4000mを超えるとどうにもよろしくないようだ。

 

Cena města Pardubic II.kval. Na VP - Memoriál Mjr M.Svobody

Steeplechase crosscountry NL - 5800 m, cena, 5letí a starší 400.000 Kč

https://www.youtube.com/watch?v=x7mUc5JFjq4

例によってBridgeurが逃げる展開。Ter Mill、Charme Lookが好位から。Bridgeurは軽快に逃げるも、Steeplechase Courseの辺りからTer Millがスパート。さらにこれを追いかけたAnge Guardianが最終障害前で先頭に立つと、Hegnus辺りの追い上げを凌いで勝利した。Hegnus、Ter Mill、Zarifと続いた。Charme Lookは落馬。

Ange Guardianは2016年のVelka Pardubicka (Stcc L)の2着馬で、どうにもフラットでのスピードがないため惜敗が多い馬なのだが、さすがにPardubiceのコースはすでに慣れたもの。後方からひたすら押し上げる戦法も板についている。今回はBridgeurがさほど無理なペースを刻むわけでもなく、この馬にとっては押し上げる余裕があったことは大きかった。おそらく本番でも同じようなレース運びであると考えられ、重複落馬のリスクこそあるものの有力馬の一頭になることは間違いないだろう。Cena Labe (Stcc L)を勝っているHegnusは1年ぶりのレースとなったここでも惜しい2着だが、とにかく後方からのロングスパートにかけたAnge Guardianと比べるとレース運びがちぐはぐであった。ワンテンポ早ければ勝ちまであったのだが。12歳馬Ter Millは自分の競馬をした。この馬はオーバーペースにさえならなければ安定して走る。古豪Zarifも存在感を示した。この馬もまた本番では安定勢力として無視できない存在。昨年のVelka Pardubickaにて早々から厳しいペースを刻んだBridgeurは、今回は安定したレースに終始した。このようなペースであれば最後まで脚を持たせることができるかもしれず、まさかの初勝利がVelka Pardubickaという可能性も残されている。上り馬Vajgarosは走ったり走らなかったりしている。Rebelino、Modena、Nikas辺りはよかったころの状態にはない。Charme Lookは凡ミスだが、どうにもこのようなミスが多いのが気になる。