にげうまメモ

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18/06/30 New Zealand Racing

*Hawke's Bay Racing Inc. @ Hastings Heavy 10

Te Whangai Romneys Hawke's Bay Hurdle (PJR) OPN HDL 3100m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46760/3/Race-Detail.aspx

https://www.youtube.com/watch?v=70px2UAcPV4

No Changeが逃げるも途中からGuy Foxが捲りをかけて引っ張る。ここに再度No Changeが応戦、最終コーナー辺りからまくったMonarch ChimesとNo Changeのたたき合いはMonarch Chimesに軍配が上がった。It's a Wonderが3着。

Arite Guruが中盤で落馬しているのだが、有力馬は全て前にいたので特に大きな影響はなかったようだ。Monarch Chimesは昨年のHarrison Lane Hurdle (PJR)の勝ち馬で、その後のGreat Northern Hurdleでも4着に踏ん張っている。今シーズンはオーストラリアでも走り、Grand Annual Steeplechaseでも4着に入っている。ただ走り方を見ているとやはりニュージーランドHurdleの方がいいようだ。重馬場をものともしないパワーのある走りと確実な飛越動作はGrand National Hurdlesに向けて視界良好といったところか。No Changeも前々で踏ん張った。勝ち馬とは若干のフラットのスピードの違いのみで、さほど差はないだろう。It's a Wonderもさほど差はなさそうだが、PJRに入るともうワンパンチ欲しいところ。

 

Simon's 50th Birthday Hawke's Bay Steeplechase (PJR) OPN STP 4800m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46760/7/Race-Detail.aspx

https://www.youtube.com/watch?v=fKF3TjHWuYs

例によってThenamesbondが引っ張るもKings Deepがこれに絡んでいく。2周目のStand DoubleからKings Deepが先頭に。これにThenamesbond、Just Ishi、Wise Men Sayが迫るが、最終コーナーで内を回って先頭に立ったJusta CharlieがWise Men Sayを抑えきって勝利した。3着に大外から追い込んだChocolate Fish。

Justa CharlieはPrestige Jumping Raceはこれが初勝利となる。障害ではほとんど崩れずに走っている馬で、特にSteeplechaseは4戦3勝とあっているようだ。どちらかというと後方から機動力を生かして動くタイプの馬で、あまり派手さはないのだが、この重い馬場を内の狭いところから立ち回って馬群を縫って出てきた機動力はかなり強力なものがあるだろう。PJRの勝ち鞍自体はないだけに65kgと斤量は楽だったので、同様の機動力を斤量が増えても見せることが出来るかが今後の課題となる。Wise Men Sayはさすがに力を見せた。重馬場の長距離を前々で張り続けるタイプの馬で、70kgと斤量が増えても比較的対応がしやすい戦術を持っている。馬場は悪くなればなるほどよく、Heavy10とまだ馬場は悪化する余地を残しているだけに、さらにパフォーマンスの向上が望める馬だろう。Chocolate FishはPJRではやや足りない馬なのだが、今回は勝負圏内まで食い込んできた。強力な末脚を持っている馬なのだが、今回はその末脚を生かしやすい展開になったと考えるべきだろう。Kings Deepは積極的な競馬で見せ場を作ったが、機動力の点で前の馬とはやや見劣った。Thenamesbondは直線で前がふさがる不利があった。Waikato Steeplechase (PJR)を勝ってきたMaxは見せ場を作れず。馬場はSlowくらいの方がいいのかもしれない。連覇を狙ったJust Ishiは最後遅れ7着。どうもここ最近は昨年ほどの勢いがない。