にげうまメモ

障害競馬の個人用備忘録 ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

18/07/05 German Racing

*Hamburg fest, stellenweise gut

Alpine Motorenöl Seejagdrennen 3600m

Seejagdrennenということで当ブログではおなじみの池の中を泳ぐアレ。Hamburg競馬場の障害コースは池が有名だが、実は巨大な生垣障害もあったりして、なかなかハイレベルな競馬が展開されている。

Wutzelmannが逃げる展開もペースはかなりスローで進行。最初に池を泳ぎ切ったのがDaulys Anthemで、そのままDaulys Anthemが引っ張る。これを追いかけてIsmina。最終障害を越えたところでIcariumが先頭に立つも、馬群を縫って追いかけてきたPenitre Elusifがこれをとらえて勝利した。Aufsteiger、Isminaと続いた。

HamburgのSeejagdrennenは池を渡るところでどのみち馬群は密集するため、前半はかなりゆったりと入り、池においてある程度無難に渡り切ったことを条件に、実質的にはそこからの勝負となる。特に今回はGood to Firmということで、ペースアップしたところからの差もつきにくい勝負となった。Peintre Elusifは例によってTůma Pavel厩舎に所属するチェコの馬で、チェコではProutkyのII. kat勝ちがある程度である。さほど大きな障害に対する経験はないのだが、今回はかなりゆったりとしたペースもあり、特に問題なくこなすことが出来ていた。Icariumはイタリアの馬で、さほどイタリアでも実績があるわけでもないだけに、ここは驚きの好走であった。少なくとも大型のSteeplechaseをこなすことが出来たのはこの馬にとってはプラスの材料。フランスのAufsteigerはかえって極端な展開となったのが災いしたか。ポーランドのisminaは積極的に仕掛けたが、やや平地のスピードの面で見劣った。地元のWutzelmannがドイツ馬最先着だが、池を渡り切る段階で遅れたのが敗因だろう。それにしても、ドイツ馬に強力なメンバーがいなかったとはいえ、決して実績のあるわけでもない外国馬相手にドイツ馬は5着が最高というのはなんとも寂しい。