にげうまメモ

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18/08/25 New Zealand Racing

*Pakuranga Hunt @ Te Aroha Heavy11

The Patrons Maiden Hurdle MDN HDL 3100m

https://www.youtube.com/watch?v=y-jk3wYXZAM

葦毛のZedsationalが逃げる展開も、途中からTriumphがスパート。しかしさらにこれを交わしてハナに立ったThe Other Halfが後続を振り切ると、そのまま30馬身差の圧勝。2着には後ろから追い込んだWilijonmcbrideが入った。

Heavy11表示ではあるものの、雨が降っている気配はなく、前日まではHeavy10であったためさほど極端な馬場にはなっていなかった模様。The Other Halfは6戦目にして初勝利。Flatでも6戦していいところがなかった馬なだけに、この勝利はやや驚きである。極端に相手が弱かったというわけでもなく、さらに極端な馬場になっていないということも考えると、額面通りに評価せねばならないのかもしれない。ただしRST OPNでは前走さほどいいところはなかっただけに、次回同様のパフォーマンスを見せることが出来るのかは注視しべきだろう。Wilijonmcbrideは初めてのHDLであったがよく追いこんで2着まで来た。ただし重馬場では諦めた馬は早々に止まるのでどこまで本物かはわからない。どう考えてもZed産駒のZedsationalはTriumphに捲られたことを考えればSTPの方が良さそうなのだが、STPではさほど結果を残していない辺り飛越に問題があるかもしれない。

 

Pakuranga Hunt Landowners Maiden Hurdle MDN HDL 3100m

https://www.youtube.com/watch?v=QMRVF0n6C1I&t=273s

Deferが大逃げの形になるも早々に失速。代わって抜け出してきたGallanteがLe Luchadorを振り切ると、そのまま後続に17馬身差をつけて勝利した。2着にはRaisedinasandpitが入った。El Luchadorは落馬。

Gallanteはアイルランドには多いモンジュー産駒。なんと、遡ればフランスのJuddmonte Grand Prix De Paris (G1)の勝ち馬であり、その後日本でもお馴染みの2014年のQatar Prix Niel (G2)を最後にオーストラリアに移籍。Sydney Cup (G1)を勝利するなどの活躍を見せるも、その後はいいところなくニュージーランドに移籍してきたらしい。なぜ平地でこのクラスの活躍を見せた馬が、流れ流れてここにやってきたのかは不明だが、どこかのタイミングで去勢されていたのだろうか。レースとしてはDeferの大逃げはともかく、ニュージーランド平地で勝ち星を複数挙げていたEl Luchadorをものともしなかったパフォーマンスはさすがに高い素質を感じるものである。フラットの馬が障害に転向した場合、求められる能力の違いにより結果を残せない場合も多いのだが、この馬に関してはアイルランドにて障害競走を走っているような血統であるだけにその問題もないだろう。非常に今後の活躍が興味深い一頭。El LuchadorはHeavy11はお手の物であるのだが、最後はやや手ごたえをなくしての落馬であったのが残念。

 

Corson Maize Open Hurdle OPN HDL 3100m

https://www.youtube.com/watch?v=OkLso3nl45w

Henry Tudorが先頭を伺うも、抑えきれなかったLeakeeperが先頭に。スローでレースは進行し、Leakeeperに並びかけたHenry Tudorをゴール前でLetmebyがとらえて勝利した。

Leakeeperはおそらく次のGreat Northern Hurdleでも人気になるだろう馬であり、距離延長を見越してEmily Farrが相当強引に抑え込んでいる。そのため道中はかなりのスローで流れ、ゴール前にかけて一気にペースアップするという展開になった。Letmebyは圧倒的最低人気の馬で、かつてMDN HDLに続いてこれがHDL2勝目となった。RST OPNクラスですらさほど勝負圏内に入れていなかった馬がここで好走するという格好であり、OPN HDLとしては特異な展開がこの馬にとって向いた結果と言えるだろう。Leakeeperはさすがに格好はつけた。ただしこのレースを行うのであれば、Great Northernでは仕掛けどころが重要になる。Henry Tudorはいわゆる調子のよい未勝利馬であり、前々で運んだのが幸いしたか。HesalljazzもまたRSTクラスでも厳しい馬で、一頭だけポツンと後方にいることで仕掛けのタイミングを計ることが出来たのが好走の要因だろう。Great Northern Hurdleの勝ち馬Zedeedudadeekoは苦手な展開で全く出番なし。どちらかというとGreat Northern Hurdleに向けたたたき台といった色合いの濃いレースであり、この結果を鵜呑みにするのはやや難しい面がある。

 

Bridges Insurance Services Pakuranga Hunt Cup (PJR) OPN STP 4200m

https://www.youtube.com/watch?v=RREtH_Hva-M

今日のメインレース。人気はThe Big Opal、Our Jacksonなど。

例によってThenamesbondとThe Big Opalが並んで逃げる展開。残り800m辺りから一気にZamoreが捲り、これにPerry Masonがついて行く。Zamoreを振り切ったPerry Masonは、そのまま絶望的な位置から追い上げてきたOld Countessを振り切って勝利した。3着にはThenamesbondがしぶとく居座っていたようだ。

Perry MasonはこれでRST OPNから連勝とした。どちらかというとHDLの未勝利戦で惜敗を続けていた馬で、STP転向がいい方向に向いたのだろう。Thenamesbondがある程度厳しい流れを刻んでいく中、一頭自ら動ききる機動力とスタミナはやはり高く評価せねばならない。Great Northernにむけては一気の距離延長となるのだが、少なくともEllerslieではなくTe Aroha競馬場で行うことはこの馬にとってプラスだろう。Old Countessはどう考えても届きそうにない位置からよく追いこんだ。もう少し前半からポジションを取ることが出来るのであれば上に行けるのだが。Thenamesbondはいつも通りの競馬で、この馬の持ち味である異様なまでのしぶとさを存分に発揮した。やはりHDLを使っていた頃のスピードはないのだが、飛越技術の向上とともにSTPで活躍するキャリアパスは、障害馬としては理想的なそれである。Waikato Steeplechase、McGregor Grant SteeplechaseとPJRを2勝しているThe big Opalは全く抵抗できず。前走のHDLはたたき台だからいいとしても、馬場と斤量が厳しかったとはいえここまで走らないとさすがに心配である。