*Ascot Soft (Heavy in places)
Supreme Trial Novices' Hurdle (G2) 1m7f152y
好位から抜け出したAngels BreathがDanny Kirwanを競り落として勝利した。Seddonが3着。
Ascot競馬場は最近柔軟性を向上させた新型のHurdleに代わっていたのだが、強風の影響でこのHurdleがたなびいてしまい、安全性の問題から一部のHurdleを省略していた。結果的に全体で4つの障害しか飛越しないというレースとなり、内容としてはほぼNational Hunt Flatと変わりのないようなレースとなってしまった。Angels BreathはHurdle初勝利。先週のCheltenhamは馬場が硬いことからスキップしたのだが、Ascotに代わったことが結果的によかったのかは微妙なところだろう。National Hunt Flatでは評判馬Pymにも先着していたDanny Kirwanは連続の2着。距離を伸ばす選択肢となるかもしれない。Seddonもまた惜敗が多い馬のようだ。フランスからの移籍馬Eclair D'Ainayは飛越こそこの中では目立っていたのだが、平地のスピードの面でどうにも問題がありそうだ。
Noel Novices' Chase (G2) 2m5f8y
https://www.sportinglife.com/racing/results/2018-12-21/ascot/505170/noel-novices-chase-grade-2
Count Meribelがゆったりと逃げる展開だが、これにVinndicationが絡んでいく。残り2障害辺りから先頭に立ったVinndicationがJerrysbackの追い上げを凌いで勝利した。Lil Rockerfellerは3着。
Vinndicationはこれで障害は5戦無敗とした。無敗といってもHuntingdonのSidney Banks Memorial Novices' Hurdle (Listed)が目立つ程度で、その内容としてもさほど着差が付いたものではない。しかしChase2戦目としては非常に飛越は安定しており、終始前向きな飛越を繰り返していた。おそらく相手なりに走るタイプと思われるが、どうにも性能が読み切れない部分は残っているため、次走以降に期待したいところ。特により厳しいペースとなったときの対応には注目したい。C4のNoviceを勝ってきたJerrysbackは特に人気がなかったが好走した。Bangorで勝った際は単勝50倍であったのだが、内容を見る限りでは本物だろう。前走落馬からの巻き返しが期待されたLil Rockerfellerは途中で大きなミスをしていた。飛越自体は丁寧であったのだが、一度ミスをして馬が自信を失い、結果的にギアを上げることが出来ていなかったように見える。Count Meribelは早々に後退したが、これは馬場が合わなかったものだろう。