にげうまメモ

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22/06/26 Weekly National Hunt / Jump racing

6/22(水)

Auteuil (FR) Tres Souple (4.0)

Prix Christian De Tredern (G3)

Haies Pour pouliches et juments de 4 et 5 ans, n'ayant pas, cette année, en course de haies, reçu une allocation de 100.000. 3600m (Replay)

1. Roberta Has J: Angelo Zuliani T: Francois Nicolle

Royale Margauxが逃げるも、どうにも飛越が安定せずHotesse Du Chenetなどが並んでくる。しかし最終コーナーから捲ってきたRoberta Hasが最終障害手前で先頭に立つと、そのままHotesse Du Chenetを振り切って勝利した。

Roberta Hasはこれで前走のCompiegneのListedから連勝とした。ここまであまり重賞戦線に使ってきたことはないのだが、Hottesse Du Chenet、Astadameなどこの路線の実績どころが揃ったレースでこれだけのレースをしたのだから大したものである。Hotesse Du ChenetはどうにもRoberta Hasに対して後手後手に回るようなところが目立った。最後も進路を探しながら追っており、Roberta Hasに対して1kgの恩恵はあったとはいえ、それよりも立ち回りの点で差がついたといったところだろう。

 

Prix La Perichole (G3)

Steeplechase Pour tous poulains et pouliches de 4 ans, n'ayant pas, cette année, en steeple-chase, reçu une allocation de 100.000. 4400m (Replay)

1. Diamond Carl J: Bertrand Lestrade T: Francois Nicolle

Tonguettedが逃げるも2週目からMister Champdouxが並んでいく。Gros Open Ditchで踏み切り位置を間違えたTonguettedが落馬するとそのままMister Champdouxが逃げる格好になるが、残り2障害で前に出たDiamond Carlがそのまま後続を突き放して勝利した。

Diamond CarlはHaiesではPrix General De Saint-Didier (G3)にて2着がある馬で、Steeplechaseではこれで3戦3勝とした。Haiesでややミスがあった以外は安定した飛越を見せており、ひとまず4歳世代の中では期待してよさそうだ。前走Auteuilの4歳ハンデ戦を勝ってきたVicttorinoが2着で、この馬自身Prix Jean Stern (G2)ではLa Maniganceから随分と離れた6着に終わっていたことを考えると、Diamond Carlのパフォーマンスは手放しには喜ばない方がいいかもしれない。

 

6/24(金)

Les Landes (JEY) Firm, Good to Firm in Places

The Polygon Collective 2022 Channel Islands Champion Hurdle

For 4 year olds and upwards which have been in training in the Channel Islands on or before 1st May 2022 or have run once or more during the current season in the Channel Islands. 3400m (Replay)

1. Molliana J: Mark Quinlan T: Neil Mulholland

HurdleというよりはアメリカのNational Fenceを思い起こさせるようなジャージー島Les Landes競馬場の障害競走。レースは前半からFred Bearが軽快に飛ばす展開も、途中からOrmskirkが先頭に並んでいく。しかし2周目の後半から後続が殺到すると、ここから抜けてきたMollianaがIsaac D'Aubrelleを抑えて勝利した。

MollianaはこれでLes LandesのHurdleは今年に入って3連勝とした。イギリス本土では昨年11月にTauntonのMares' Hurdle (Class4)を10st13lbを背負って勝ったくらいの馬なのだが、とはいえこのLes Landeでは平地競争での実績を含めてなかなか頑張っているようだ。地元のIsaac D'Aubrelleが2着に入り、ひとまず地元の意地は見せたようだ。やはり地元のBurristoが3着。どうやらイギリス本土ではJuvenile Hurdleの下級条件戦を使っていた馬のようで、今年からジャージー島に移籍している。もう一頭のイギリスからの遠征馬Fred Bearは積極的に運んだが、最後は失速して4着に終わった。

 

6/25(土)

Warszawa (POL) lekki(1,7)

〇 Nagroda Bojgarda

Gonitwa płotowa międzynarodowa dla 4-letnich i starszych koni, które nie biegały w gonitwach płotowych i przeszkodowych. 3000m (Replay)

1. Domina J: Rostislav Benš T: P. Wróblewski

ゆるゆると逃げたDominaがそのまま勝利した。4歳馬限定戦らしく全体的にようよう飛んでいるといった馬が目立っている。Dominaはこの辺りではお馴染みのJukebox Juryの産駒で、これがHurdleは初勝利とした。比較的この中ではまともな飛越を見せていたが、とはいえレースレベルとしてはお察しの通りだろう。フランス産馬Killing Me Softlyが頑張って2着に入った。平地では2戦してさっぱり良いところがなかった馬のようで、フラットのスピードとしてはだいぶ苦しいところがあり、飛越としてもだいぶ怪しいところがあったのだが、新天地で頑張って欲しいところである。

 

Nagroda Hubala

Gonitwa płotowa międzynarodowa dla 4-letnich i starszych koni. 3000m (Replay)

1. Noble Eagle J: Rostislav Benš T: Janusz Kozłowski

2周目に入って接近してきた後続を最終障害を越えてNoble Eagleが突き放して勝利した。Noble EagleはこのWarszawaのHurdle競走では昨年から目覚ましい成績を残している馬で、今年は2回ほど平地競争で勝利を挙げてのここだったが強い競馬を見せた。71.5kgのトップハンデを背負ってのレースだったがさすがに能力的には抜けていたようで、今シーズンの走りを楽しみにしたい。Błękitna Lagunaは昨年のHurdleではさっぱり良いところのなかった馬だが、今回はどうにも口向きの悪さを見せながら2着に来た。やはりフラットのスピードの面ではだいぶNoble Eagleに対して分が悪いようで、64kgの恩恵が大きかったような感も否めないが、まだ4歳と若い馬で、ひとまず今回はパフォーマンスを上げたことを前向きにとらえたいところである。

 

東京 / Tokyo (JPN) 良

東京ジャンプステークス (G3) 3110m

1. ケイティクレバー J: 上野翔 T: 清水英克

一旦は前に出たホッコーメヴィウスを制してグリーンウォールの辺りからケイティクレバーが先頭に。そのままある程度後続を引き離して逃げると、直線に入って接近してきた後続を再度突き放して勝利した。2着にはホッコーメヴィウスが入った。エイシンクリックは3着まで。

ケイティクレバーはこれが障害重賞は初勝利とした。元々平地ではG1まで駒を進めた能力馬で、障害自体は約1年ちょっとぶりの実戦となる。全体的にハービンジャー産駒らしいストライドの大きさとスピードを生かした飛越が目立っており、ややペースを落としたかったと思われるホッコーメヴィウスを制して上野騎手が積極的に運んだことでこの馬のパフォーマンスを一段階上のものに引き上げることに成功していた。距離的にはどこまで持つかは不明だが、過去には中山でも好走した実績もあるようで、飛越技術自体は問題はなさそうだ。昨年2着のホッコーメヴィウスは今年も2着まで。どうにも障害手前でブレーキをかける場面が目立っていた。3連勝で挑んできたエイシンクリックは出遅れの影響で後方からじわじわ差を詰めたが、ケイティクレバーが逃げる展開ではうまく押し上げるタイミングもなかったようだ。

 

6/26(日)

Lyon Parilly (FR) Collant (4.3)

Grand Cross De Lyon

Cross Country Pour tous chevaux de 6 ans et au-dessus. 5200m (Replay)

1. Drop D'Estruval J: Kilian Dubourg T: Lageneste & Macaire

TNC第7戦。郊外の学校を彷彿とさせるような林間コースも設置されたCross Countryコースだが、勝負所にテクニカルなVolpoomが設置されていたりもするハイレベルなコースである。レースは13歳馬Volcan D'Estruvalが引っ張る展開も、池を渡ったあとからLucky Net Loveが先頭に。一時は後続をある程度突き放して進むも、Volpoomの辺りからDrop D'Estruvalがこれに並びかけると、追いかけてきたGamine Apple'sを振り切って勝利した。最後は2着にBrunch Royalが上がった。

Drop D'Estruvalはこの路線ではお馴染みになった馬だが、昨年はどうやらMont-De-MarsanのPrix Raymond De Bouglonのあとはあまり順調に使えなかったようで、今年の6月にDurtalのClass3で復帰していた。元々はPompadourやLe Pin Au HarasのGrand Corssを勝っていたように実績的にも上位であり、この馬が66kgという軽量で挑んだここでは力の違いを見せるレースであった。チェコのBrunch Royalはここのところ不幸な落馬に見舞われていたが、今回はまともに走って2着。今年はTNCに精力的に参戦しているようで、今後のローテーションは不明だが楽しみな馬である。イギリスのCharlie Deutschが騎乗したGamine Apple'sは好位を立ち回っての3着だが、勝ち馬とはだいぶ力量差がありそうだ。72kgのトップハンデを背負ったLucky Net Loveは積極的に運んだが、最後は失速して4着に終わった。

 

Casterton (AUS) Heavy8

〇 WC & AC Miller Steeplechase

Handicap. No age restriction, No sex restriction. No class restriction. Apprentices can claim. 3800m (Replay)

1. Elvison J: Aaron Kuru T: Symon Wilde

前半から積極的に前に行ったElvisonがHistoric、Te Kahuなどに絡まれるも、最後は食らいついてきたMappingを凌いで勝利した。ElvisonはCastertonのSteeplechaseでは常連となった馬で、Australian Steeplechaseでは2着に敗れていたが、その前のTwo Rivers SteeplechaseではHistoric以下を25馬身千切り捨てる勝利を見せていた。今回も73kgのハンデを背負ってのこの走りで、65kgを背負ったMappingや、道中絡んでいくも最後脱落したHistoricなどとはだいぶ力量差がありそうだ。昨年のGreat Northern Steeplechase (PJR)を勝ったTe Kahuがこれがオーストラリア初戦であったが、どうにも前半から飛越がいまいちで、徐々に矯正はされていたが勝ち馬からは離れた3着に終わった。ニュージーランドで6200メートルの距離で勝っていた馬がオーストラリアのSteeplechaseに適性があるかといわれると少々微妙なのだが、とはいえ決してVIC州の中でもトップクラスではないこの競走の1着賞金額はニュージーランド随一の障害競争であるGreat Northern Steeplechaseの約半分ということを考えると、オーストラリアVIC州とニュージーランドの障害競馬の比較という点では少々考えさせられるものがある。

 

Racing Rotorua @ Arawa Park (NZ) Heavy9

〇 Campbell Infrastructure Hurdle OPN HDL 3000m (Replay)

1. Nedwin J: Shaun Phelan T: Paul Nelson & Corrina McDougal

先に出ていったIma Wonderを最終コーナーから捲ったNedwinがそのまま勝利した。Nedwin自身はこれでHurdleはMDNから連勝とした。前半はIzymydaadがかなりゆったりと引っ張っていたのだが、Ima Wonderがかなり早めに仕掛けたのをワンテンポ遅らせて出てきたShaun Phelan騎手の好判断が光った。Banks Roadは人気薄ながら2着に来たが、この馬自身は後方から進めており、これもまた展開を利したものだろう。元々はイギリス出身で、母国では2勝を挙げていたCharlie Case騎手はこの日の第1レースを勝利しており、ここでは人気の一角であるMotivationに騎乗していたが、残念ながら勝負所から脱落して5着に終わった。

 

〇 Waitomo Fuels Steeplechase RST OPN STP SWP 3500m (Replay)

1. Raucous J: Shaun Phelan T: Paul Nelson & Corrina McDougal 

Flyingwithoutwingsと並んで逃げたRaucousが2周目の途中からこれを振り切ると、そのままCarnabyを退けて勝利した。RaucousはSteeplechaseはこれが初勝利とした。HDLではMDNを勝ったのみの馬なのだが、今回は比較的難易度の低いArawa ParkのSteeplechaseということもあり、初のSTPではあったが問題はなく対応できていた。Waikato Steeplechase (PJR)で3着に入ったCarnabyが2着。このクラスでは安定勢力と考えてよいだろう。Mandalay、Tommyraは中段から進めるも、あまり伸びきれず3、4着に終わった。

 

その他

Horse racing tragedy as jockey, 19, dies in car crash weeks after first career win (Mirror)

フランスCraonで初勝利を挙げた19歳の障害騎手Benjamin Messinaだが、残念ながらその1週間後に交通事故で亡くなったそうだ。その才覚は高く評価されていたようで、惜しまれる死となってしまった。

Night Rose leads a weekend of Female Stars (Italian Horse Racing)

先日のGran Corsa Siepi D'Italia (G1)で落馬したイタリアのLive Your Lifeは残念ながら助からなかったそうだ。地元イタリア調教馬として、ここまで複数のイタリアSiepiのG1競走を制した名馬である。

Beschluss: Erhöhung der Reitgelder zum 1. Juli (Galopp Online)

すっかり障害競馬界での存在感が薄くなっているドイツ競馬だが、どうやらドイツでの騎乗手当が増額されるようだ。また、記事中には騎手は交通費も請求することができる旨の記載もあるようだ。

Talent umí, vyhrál i se záskokem. Velkou pardubickou si zatím vybojovalo 15 koní (iSport.cz)

先日の2nd Qualification Raceを終えて、ここまでVelka Pardubickaに向けて15頭の馬が出走資格を得た。その中には過去の勝ち馬でもはや大ベテランとなったNo Time To LoseやTheophilosも含まれており、続々とVelka Pardubickaに向けてメンバーが揃いつつある。

"Časově náročný proces". O pardubické hale se rozhodne až po volbách (Jezdci.cz)

Pardubice競馬場敷地内に建設が予定されている多目的ホールに関する続報。どうやら今後の予定は9月の地方選挙の後に決定されるようだ。