にげうまメモ

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23/01/22 Weekly National Hunt / Jump Racing

1/21(土)

Navan (IRE) Soft

Navan Handicap Hurdle (Grade B) 2m4f (Replay)

1. Hms Seahorse J: Sean O'Keeffe T: Paul Nolan

この週はAscotやHaydockをはじめ、ほとんどの競馬開催が馬場凍結の影響により中止になった。レースは好位から抜けてきたHms SeahorseがFelix Desjy、Rebel Ivyなどを抑えて勝利した。

Hms Seahorseは元々Fred Winter (G3)にてBrazilの3着がある馬で、昨年の夏場は平地と兼用で走っていたようだ。Galileoの産駒でもともとはAidan O'Brien厩舎というパターンだがすでに去勢されているようで、馬主も当時からは変わっている。遡れば2018年にTop Novices' Hurdle (G1)を勝ったFelix Desjyが惜しい2着で、これが同馬にとってはだいぶお久しぶりの好走になった。一度はChaseを試しているものの結局はHurdleに戻しており、すでにGigginstown House Studから馬主も変わっている。さすがに重賞戦線から離れて久しいが、愛すべきベテランとして長く無事に頑張ってほしいところである。

 

1/22(日)

Thurles (IRE) Yielding (Yielding to Soft in places)

Coolmore N.H. Sires Mogul Irish EBF Mares Novice Chase (G2) 2m4f78y (Replay)

1. Allegorie De Vassy J: Paul Townend T: Willie Mullins

第1障害で大きなミスがあったAllegorie De Vassyだが、そのままするすると逃げるとBrides Hill以下を寄せ付けずに勝利した。Allegorie De VassyはこれでChaseは2戦2勝とした。第1障害のアクシデントは馬が右の斜飛したもので、これに騎手がバランスを崩したことが原因だと思われる。その後はさすがにPaul Townend騎手もこの癖を理解したうえで騎乗しており、細かいミスはあったもののChase2戦目の馬としては内容的には及第点だろう。ただし右回りでこのような癖を見せる馬ということは現時点で注意しておきたいところである。Willie Mullins厩舎の能力馬だが、ここまでアイルランド移籍後は牝馬限定戦ばかりを使っており、早々にChaseに移行してきたことを考えると、能力的には牝馬限定戦に居続けるというのもややレースの選択肢やメンバー構成からは寂しいのだが、このままMares Chaseばかりを使う可能性もありそうだ。

 

Horse & Jockey Hotel Chase (G2) 2m4f78y (Replay)

1. Fakir D'Oudaries J: J J Slevin T: Joseph O'Brien

ゆるゆると逃げたLifetime AmbitionにChacun Pour Soiが接近し前に出るも、さらに最終コーナーを回ってHaut En Couleursが抜け出してくる。しかしHaut En Couleursは最終障害で落馬すると、残ったFakir D'Oudariesがそのまま勝利した。

Haut En CouleursはNovice上がりの馬で、HurdleではJuvenile HurdleのG1路線で入着があった。ChaseではここまでBeginners Chase勝ちのみで重賞ではさっぱりいいところはなく、前走もJohn Drukan Memorial (G1)でも大敗していたのだが、今回はいいところを見せた。前走は勝ったGalopin Des Champsが強すぎたというのはあるのだが、この馬なりによくなっていることを期待したい。Fakir D'Oudariesは完全に棚ぼた感の勝利で、いつも真面目に走っては来るのだが、どちらかというと空き巣感すらあったMarsh Chase (G1)であったりと、なにかとツキのある馬というところもある。ただ近走の内容としては基本的にアイルランドG1の一線級相手だとやや苦しいといったところで、昨年はCheltenhamをスキップしてAintreeに向かっていたりと、そのレース選択には注意しておきたい。距離延長となったChacun Pour Soiはさすがにスピードのあるところは見せていたのだが、最後は失速して大敗。基本的にはスピードを生かして引っ張るタイプで、本来はこのように番手で控えて良さを出すタイプではない。かなり鞍上も大事に乗っているのだがそれでも失速しているあたりを考えると距離が長い感もあるし、前走のLeopardstownも大敗していたりとさすがに年齢的なところがありそうだ。

 

Pisa (ITA) Tempo Coperto - Terreno Pesante

Gran Corsa Siepi Di Pisa Euro 30,000 TRIO

per cavalli di 5 anni ed oltre (Siepi -  GRUPPO III  - FANTINI) 3500m (Replay)

1. Mauricius J: Josef Bartos T: Josef Vana Jr

Velo Dipintoが逃げる展開も、じわじわと進出してきたMauriciusがVelo Dipinto以下を振り切って勝利した。

Mauriciousはこの路線ではトップクラスの一頭で、昨年はG1を2勝したほかGran Corsa Siepi Di Merano (G1)でもZaniniの2着に入っている。この路線では崩れずに走る安定感も魅力で、ここでは安定したレース運びで納得の勝利を上げた。イタリアのVelo Dipintoは強敵相手に頑張っての2着で、Gran Corsa Siepi Di Merano (G1)では落馬に終わっていたり、ここまで目立つ成績としてはCondizionata勝ち程度であることを踏まえれば大健闘の内容だろう。やはり人気薄のYounesが3着に入った。実績馬Peace Gardenは案外な4着で、前走はフランスCagnes-Sur-Merで勝利していたのだが、やや疲れもあったのだろうか。

 

その他

10 Ways Horse Racing has improved Animal Welfare & how to help people understand the positives (Under Starters Orders)

イギリスにおける動物福祉及び安全性に関するレビュー。日本ではあまり馴染みがないが、欧州やオセアニアでは過激な動物愛護運動の声も強いようで、競馬産業は様々な対応を行っている。

Harzburg: Preisgelder rauf, Seejagdrennen-Serie (GaloppOnline)

7月下旬に行われるBad Harzburg開催では今年も無事にSeejagdrennenが行われる見込みである。Bad Harzburgでは2レース、9月にもQuakenbrückで1レースが行われる予定である。

S prezidentem Jockey Clubu Josefem Bečvářem nejen o financování českých dostihů (Fitmin & Turf Magazin)

チェコジョッキークラブ会長のJosefu Bečvářovi氏のインタビュー。現在のチェコ競馬の問題点として、資金調達の問題、Tipsportとの契約条件である競馬開催日の充足性、フランスブックメーカーとの契約、チェコ国内の馬生産の活性化問題等に言及している。

Znamy plan gonitw na Służewcu i Partynicach w sezonie 2023 (trafnews.pl)

2023年のポーランド競馬開催日程が決定したようで、賞金額の増額やアラブ馬の支援策、ポーランド調教馬へのボーナス等が盛り込まれている。Wroclawの障害競争もその例外ではないようで、その発展が期待される。なお、ポーランド最大の平地競争であるWielka Warszawskaは国際的にListedの格付けを満たす可能性もあるようだ。