にげうまメモ

障害競馬の個人用備忘録 ご意見等はtwitter(@_virgos2g)まで

16/04/03 German Racing

*Mannheim gut, stellenweise weich

Richard Grimminger Gedächtnis-Preis 3200m Für 5-jährige und ältere Pferde.

4月に入り、ぼちぼちドイツ競馬も本格的に始まった。短期免許で来日しているお馴染みのシュタルケ騎手もそろそろ帰るらしい。ドイツ競馬というと昨年のジャパンカップに来日したItoやNightflowerを覚えている方も多いだろう。ドイツ競馬の平地を見ていると何となくシュタルケの長所や短所が分かると思うので、興味がある方は少々追いかけてみるといいと思う。なお今年は中の人が忙しいため、ドイツ平地競馬に関する記事は書かない予定。

そんなわけでMannheimの障害戦。小さな競馬場だがコースの内部に木々が植わっていたり、並べてある障害が微妙にズレていたりと、なかなか情緒豊かな雰囲気を醸しだしている。とりあえず逃げるのはMateur。番手から人気のトップハンデを背負った牝馬Audientia。やや引っ掛かり気味にSuzhi、葦毛のSix Stone Nedが続く。Special Mix、Sekundantは中段から。Barengerは後方。たすきコースを逆周りに回り終えたところからAudientiaが早々に先頭に。これを追うのがSuzhi、Six Stone Ned。Mateurは早々に後退。外周を回り、スタンド前から再度たすきコースに入る辺りから中段に居たSekundantが追い上げてくる。後続は大きく遅れる。たすきコースに入った辺りからSix Stone Nedの手ごたえが怪しくなり、同馬は後退。そのまま追いかけてきたSekundant、食らい付くSuzhiを軽く突き放し、Audientiaが快勝。離れた2着にはSekundantが入った。Suzhiは最後遅れ3着。

Audientiaはドイツ障害競馬の強豪。昨年のBremenでこそGood Princeの3着に敗れていたが、ここではやはり力が違ったか。トップハンデを背負ってスピードの違いを見せ付ける勝利。力は抜けているだろう。11歳の古豪Sekundantは食らい付くも2着まで。これは過去の対戦成績が物語るとおりの結果か。イタリアで走っていたSuzhiは健闘の内容。前走St. Moritzで勝利してきたMateurはペースについていけずPU。