にげうまメモ

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16/05/04 New Zealand Racing

 *Riverton R.C. @ Riverton Slow9

本日から始まったニュージーランド障害シーズン。オーストラリア障害競馬は3月から始まるが、ニュージーランドはやや遅れて始まる。障害競馬としては相当巨大なコンテンツであるイギリス・アイルランドがシーズンオフになるので、これを期に各国の障害競馬を見てみるのも良いだろう。なおレース映像はNZRacingなるサイトで全て見られるので今年は張らない予定。

 

Central Southland Freight Hurdle RST OPN HDL 2500m

人気薄のLoose Gooseが行くかと思いきや、スタンド前からRevengeが先頭に代わる展開。これを追うのがLoose Goose、Double Tapなど。ペースは向こう正面から落ちるが、隊列は長くなる。向こう正面の後半からDouble Tapが徐々に逃げるRevengeに絡んでいき、ペースは上がっていく。後方から押し上げてきたのはSeeking Redemption。しかしこれらを尻目にRevengeが7馬身差の快勝。2着にはSeeking Redemptionが入った。

シーズン初戦らしい荒れた結果となった。RevengeはこれがHurdle初勝利。Superchargedの2着はあるが、実績としてはかなり見劣るものがあった。2着のSeeking Redemptionも未勝利馬であり、さほど強調できるレースではないだろう。3着のDouble Tapは飛越にやや不安定なところが見られた。勝ち馬とは差があるだろう。人気のDilly Elliotは4着に敗れたが、本来STPを使いたい馬か。

 

Hazlett Contracting Steeplechase RST OPN STP 3400m

Hurdleもどきの障害から二連続障害、大きな水壕障害まで意外と多様な障害が存在するRiverton競馬場。

人気のKraseが積極的に逃げる展開。これを追うのがCecil、Keep It Tight。Gargamel、McCulleyは後方に構える。途中からGargamelが押し上げていく。残り3障害辺りからKeep it Tight、Cecilが逃げるKraseに並びかける。残り2障害でKraseがミス。Cecilと並んだ形になった最終障害でもKraseは着地にミス。そのリードを活かしきりCecilが逃げ切った。3着にはGargamel。

CecilはRST OPN HDL勝ちのある馬だが、STPは2戦目にして初勝利。飛越にも危ないところはなく、その高い飛越能力を見せ付けた。やや残念だったのがKrase。2014年にはAustralian Steeplechaseを勝利したほどの馬なのだが、やや踏み切りの調節に戸惑う場面が散見された。2014 Grand National Hurdles (PJR)の勝ち馬Gargamelはやや後ろに構えすぎたか。