にげうまメモ

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16/05/07 New Zealand Racing

*Waikato R.C. @ Te Rapa Dead4

Visit Cheltenham with "Wheels" Hurdle MDN HDL 2800m

Ready to Rumbleが主張して行こうとするも、これを制してArapuni Heightsが先頭に。アクシデントがあったのはスタンド前の障害。先頭にいたArapuni Heightsが内側に斜飛する格好でラチに突っ込み、騎手は落馬、馬は馬場の内側に入ってしまう。このアクシデントで先頭に立ったのは人気のZed Em。これをTu Meta Petaが追う。さほどペースは落ち着かずにそのまま進行。途中からNgatira Gold、Ooeeが押上げを開始。残り2障害は迂回し、やや外に膨らむ難しさを見せながらもZed Emがこれらの追撃をしのぎきり勝利。

Zed EmはHDL2戦目にして初勝利。初戦はいきなりRST OPN HDLに挑んでおり、ややそこでは荷が重かったようだ。2着のNgatira GoldはHDL8戦して未だに勝利が遠い。ややズブいところが見られたのと、最後はスピードの違いで押し切られてしまっている辺りが課題のようだ。

 

Porritt Sand Hurdle RST OPN HDL 2800m

例によってD'Llaroが行くかと思いきや、これを制してThenamesbondが逃げる展開。好位置から人気のSan Pedro、中段からBoy。ペースはそれなりに流れ、向こう正面からD'Llaroが逃げるThenamesbondに絡んでいく。しかしこれを振り切ったThenamesbondが逃げ込みを計るも、好位から押し上げてきたSan Pedroが残り2障害辺りからこれに並びかけ、最後は1馬身ほどこれを下して勝利。3着にはNancho Lassが入った。Boyは伸びず7着まで。

それなりにメンバーの集まったRST OPN HDLとしてなかなか見ごたえのあるレースになった。San PedroはRST OPN HDL勝ちのある馬。前走平地戦を勝ってきており、なかなか調子も良かったようだ。Faceup-Low Fees in Real Estate KS Browne Hurdle (PJR)勝ちのあるThenamesbondは自らレースを作り出し最後まで抵抗する力をみせた。この馬もRST OPN HDLでは楽しみな一頭だろう。D'Llaroは自らの展開に持ち込めなければこんなもの。Boyは残念だが速いペースは駄目なのだろうか。

 

Ken & Roger Browne Memorial Steeplechase RST OPN STP SWP 4000m

生垣障害の特徴的なSTPコース。

Sinistaがある程度のペースで引っ張る展開。好位からGoosebumps、Brer。中段からNo Quota、Mister Deejay、Straight Furrow、Toubouggie Nightsなど。Sinistaは一週目のSTPコースに入るところで大きく膨らんでしまうミス。ただしその後も先頭を譲らずレースを引っ張る。2周目の後半からこれにGoosebumps、Brer、そして外からStraight Furrowが並んでくる。最初に脱落したのはGoosebumps。しかし最終コーナーを曲がるところでMister Deejayが抜け出し、後続の追い上げを尻目に10馬身差の快勝。2着にはAthenryが入った。

Mister DeejayはSTPはMDNに続き2勝目。ここのところはPJRに参戦するも大敗が続いていた。メンバーが手薄なここではといったところだろう。期待されたBrerは大敗。ここでやれないようだと後々厳しい。