にげうまメモ

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16/06/01 National Hunt Racing

*Punchestown Good (watering)

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この時期にしては比較的メンバーが揃った一戦。馬場としては水をまいた状態で行われた。基本的に硬い馬場は危険なので、Firm-Hardといった状態の馬場は水を撒いて柔らかくする傾向にある。ちなみに日本の芝では水を撒いても大した意味はない。これは馬場の構造に原因がある。

さて、逃げるのはPerfect Promise。これを内からSadlers' Risk、First Lieutenantが追う。前半はゆっくりと進行し、Val De Ferbetが小さなミスをした程度。スタンド前からFirst Lieutenantが先頭に代わり、追ってきたBallycaseyとともに後続を引き離す展開。早々にSpring Heeledにはムチが飛ぶ。第10障害でBallycaseyが落馬。First Lieutenantの単騎逃げの格好になるが、これをSadler's Risk、Alelchi Inoisが追ってくる。残り2障害からSadler's Riskが先頭に代わるも、最終障害を飛んでからAlelchi Inoisが猛追し、1馬身ほど出たところがゴール。First Lieutenantは3着まで。

Alelchi Inoisは2014年の夏にG3を含む5連勝を飾った馬。どちらかというとこの時期の方が良いようだ。Sadler's RiskはWorld Series Hurdle (G1)まで駒を進めた馬だが、なかなかChaseでは芽が出ていない。古豪First Lieutenantは積極的な競馬で見せ場を作るも最後は若い馬のスピードに屈し3着。最後までバテていないように11歳であるがまだまだやれるだろう。Ballycaseyは勿体ない落馬だが、どうにもあのようなポカのある馬。Grand National (G3)を使ってから調子は戻ってきているようだが、このまま夏も使うとなるとやや秋以降が心配である。