にげうまメモ

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16/07/22 New Zealand Racing

*South Canterbury RC @ Phar Lap Raceway Slow8

Jo McGartland Memorial Hurdles MDN HDL 3000m

Terelle、Double Tapが先頭をうかがう構えも、ここからDouble Tapが抜けてくる。スタンド前でペースが落ち、ここで外からDanish Rulerが外から捲って先頭に。Wiggleは好位に構える。向こう正面の障害でTerelleが飛越拒否により競争中止Wiggleが逃げるDanish Rulerに少しずつ並びかけ、これを外からTo The Maxが捲って2頭で後続を引き離す。残り2障害辺りからTo The Maxの脚色は一杯になり同馬は後退、代わってPheasant、Akalなど後続が殺到。しかしこれをWiggleがもう一伸びして退けて勝利した。

Wiggleは平地で8勝を挙げている馬。Hurdleは2戦目にして初勝利となる。スローとはいえ自ら動いて二枚腰を使って粘り切るスピードの持続力はここでは見るべきものがあるだろう。

 

Maurice Smith Hurdles RST OPN HDL 3000m

Regalo Reaal、Loose Gooseなどが先頭をうかがう構えも、これを制してMiss Citronがハナへ。High Fortyは後方から。レースは淡々と流れ、2周目の後半からペースが少しずつ上がる。Miss Citronが軽快に逃げるも、後方から一気にMaillyがスパート、これを追ってDelacroixが捲ってくる。最終コーナーで先頭に立ったMaillyはそのままDelacroixの追撃を抑えて勝利した。High Fortyは後方から押し上げるも6着まで。

MaillyはHDL2勝目だが、いずれもこのコースのRST OPN HDLで勝ち星を挙げている。一瞬にして馬群を捲り切るスピードは見事であったが、やや相手関係という点では物足りないか。DelacroixはMaillyの前にいながらも、Maillyに捲られてからようやく馬が動き出した点が勿体なかった。昨年のGrand National Steeplechase (PJR)の勝ち馬High Fortyは安定した飛越を見せながらもさすがにスピード能力で遅れた。最後まで差は詰めているので、叩き台としてはこれで十分だろう。

 

Equine Veterinary Services Steeplechase RST OPN STP SWP 4280m

なぜか動画が入手できないので。

圧倒的人気を背負ったThe Big Opalが圧勝。これでSTPでは3戦無敗とした。Crash Bandicootを破ってきたその力は伊達ではない。2014 Grand National Hurdles (PJR)の勝ち馬Gargamelは離れた2着。