にげうまメモ

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17/01/15 French Racing

*Pau Terrain LOURD (4,6)

Prix John Henry Wright Steeplechase Cross Country 5000m

昨年末辺りからFrance Galopが使いやすくなって、適当にメールアドレスを登録しておけばリプレイも見られるようになっている。凱旋門賞など海外競馬の情報を得るには便利なので、この際に使ってみてはどうだろうか。

Saying AgainとSahamが人気になっていたレース。Pauでは2月の頭にCrystal Cupの一環として行われるGrand Cross De Pau Reverdyが予定されている。

・レース映像とか↓

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2017/O/d3pIYnZPTDBERUErcDRpYlI2enZPQT09

Irish Bay、Disco D'Authieが引っ張る展開。これを追いかけてSaham、Saying Again。Parc A Moutonsで器用な飛越を見せたSahamが先頭に代わる。続くBanquette IrlandaiseにてややIrish Bayが飛び降りる動作で手間取り遅れる。またここで後方にいたUroquoisが落馬。この辺りからSaying Againがするすると上がってきて先頭のSahamに並びかける。Nouvelle Banquetteにて後方にいたYanky Sundownが落馬。Disco D'Authieはやや器用さに欠き前の2頭からは遅れる。その後のBull FinchにてSaying Againが先頭に代わり、一方のSahamはやや馬場の悪い内を避けたのか外を回す。後続がSaying Againに差を詰めようと試みるも、器用な飛越を見せるSaying Againを捉えきれない。そのままSaying Againがさして強く追うことなく4馬身差の快勝。2着にはIrish Bayが入った。Utah De La Coquais、Segur Les Villasは途中棄権。

Saying Againは昨年のGrand Cross De Pau Reverdy (Cross Country Listed)の勝ち馬。2015年の同レースでは落馬という結果に終わっているが、これでPauのCross Countryは6連勝。以前は各地を転戦していたが、ここのところはPauのCross Countryを専門にしているようだ。道中は全く無駄のない飛越を見せ、超不良馬場をものともしないパワーを発揮した。最後まで馬なりで走っているため着差はついていないが、その飛越技術はこの中では頭一つ抜けたものを持っているだろう。Irish BayはPauのCross Countryでは2勝を上げている馬。11月のFontainebleauでは途中棄権、12月のPauでは落馬と冴えなかったが、今回はようやくその実力を見せた。ただし飛越にはまだポカがあるかもしれない。葦毛のArt And Coは踏ん張ったが、道中もう少し押し上げられればもう一皮むけそうだ。Disco D'Authieはやや飛越に粗が目立った。最後は脚を使っているので余力はありそうだが、他の上位馬と比べると飛越に課題がありそうだ。Cross Countryは落馬を除けば11勝無敗で挑んできたSahamは、飛越こそ高いレベルのものを持っていたが、やや残念な敗戦。最後追っていないので5着は仕方がないが、途中から一頭外を回している点が気になった。