にげうまメモ

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17/04/25 National Hunt Racing

*Punchestown Good to Yielding

Herald Champion Novice Hurdle (G1) 2m100y

結果と映像:http://www.attheraces.com/racecard/Punchestown/25-April-2017/1620

アイルランド最大の障害競馬の祭典、Punchestown Festival。イギリス・アイルランド調教馬の双方が集まるCheltenhamと異なり、Punchestownはアイルランド調教馬が中心となる。やたらと遅い時間にレースがあるので少々つらい。

例によってLabaikが発馬拒否するも、ほかの馬がいなくなってからしばらくして走り出し、とりあえずはるか後方を走っていたようだ。Melonが逃げるも残り5障害からPingshouが絡んでいく。最終障害でMelonに並びかけたCilaos Emeryがゴール前で前に出て勝利した。Pingshouは遅れ3着。Labaikは完走。

Cilaos Emeryはストライドの大きな馬で惰性で走るところがある。重賞はこれで初勝利。人気のMelonが早々にPingshouに絡まれペースアップさせられる展開、さらに最終障害でミスをしたことなどの助けはあったが、少しずつ持続的にペースアップをしていく脚は目立っていた。Melonは完成度の高さこそ見せたが、やや勿体ない2着。例によってやらかしたLabaikが走る条件は未だにわからない。

 

Boylesports Champion Chase (G1) 2m

映像と結果:http://www.attheraces.com/racecard/Punchestown/25-April-2017/1730/

Rock the Worldがぶっ飛ばす展開も、第5障害辺りからUn De Sceauxが先頭に代わる。そのまま逃げ込みを図るが、最終障害で前に接近したFox Nortonが最後のフラットでUn De Sceauxを交わし切って勝利した。連覇を狙ったGod's Ownは3着。

Fox Nortonは今シーズンに入って急激に頭角を現してきた馬で、Queen Mother Champion Chase (G1)はSpecial Tiaraの2着、Melling Chase (G1)にて圧勝劇を見せていた。どうやらこのような持続的なタフで厳しい流れが向くようで、その中でストライドの大きさを生かしたロングスパートを発揮することのできる馬。わりと狭いコースの中で、不利を受けることなくレースを運んだRobbie Powerの手腕も光った。Un De Sceauxは惜しい2着。God's Ownは展開やコースへの相性が高くここはチャンスだったが、勝負所で前に入られる場面があり、最終障害でもミスをしていた。

 

Growise Champion Novice Chase (G1) 3m120y

結果と映像:http://www.attheraces.com/racecard/Punchestown/25-April-2017/1840/

いつぞやのNavanで爆走していたAcapella Bourgeoisは早々に後退して大敗。Cheltenhamでも見たのだが、どうも他の馬を怖がるところというか、気性的にかなり難しい部分があるようだ。飛越も慎重であり、良馬場では馬群が密集するため馬場は悪くなった方がいいだろう。勝ったのはDisko。マイペースで運んだときの持続的なスピード能力が武器。

 

Kildare Hunt Club Fr Sean Breen Memorial Chase For The Ladies Perpatual Cup 3m Good to Firm

結果と映像:http://www.attheraces.com/racecard/Punchestown/25-April-2017/1540/

マチュア騎手限定の短距離Cross Country。小型のBankが多いのだが、あまりにも起伏が大きすぎてどこがBankだかわからん。