にげうまメモ

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17/06/05 New Zealand Racing

*Auckland R.C. @ Ellerslie Heavy11

K S Browne HUrdle OPN HDL 3350m (PJR)

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/45523/4/Race-Detail.aspx

PJR2鞍のほかにMDNも2鞍組まれていたのでお時間があれば。

例によってThenamesbondが飛ばす展開だが、早々からNgatira Goldが絡んでくる。2周目に入ったところでNgatira Goldが先頭を伺うもThenamesbondが抵抗。しかしここにYardstickが捲るとThenamesbondはこらえきれず後退。さらに最後方にいたRaisafuashoが一気に捲り、残り2障害で先頭に立つとそのまま後続を突き放して勝利した。2着には追い込んだReady Eddie。

Heavy11とかいう超絶不良馬場。RaisafuashoはHDLは4勝目。昨年のGreat Northern Hurdles (PJR)の2着馬だが、PJRは初勝利となる。やや今回は敵失があった感は否めないが、HDL10戦目と力をつけていることは間違いない。後ろから捲り切る形はややスピードに任せて突っ切ることになるため、斤量負担が今後は懸念されるがどうだろうか。Yardstickは真っ向勝負を挑むも3着まで。Thenamesbondはもう少し自分の形を作りたかった。Porritt Sand Waikato Hurdles (PJR)2着のYardarmは案外。Ngatira Goldは何かトラブルがあったようだ。

 

White Cliffs Timber Mcgregor Grand Steeplechase OPN STP 4150m (PJR)

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/45523/7/Race-Detail.aspx

圧倒的最低人気のNells Belleが飛ばす展開。好位からJack Romanov、Wise Men Say。Crash Bandicootは後方から。2周目のEllerslie Hillを下るところでCrash Bandicootが捲って先頭に並びかける。さらにJust Got Homeも接近。Jack Romanovはミスをして後退。しぶとく抵抗するNells Belleを競り落としたCrash Bandicootが押し切りを図るも、一旦は前から遅れていたWise Men Sayが内から差し切り勝利した。

Nells Belleがかなり厳しいラップを踏むことで、最後は厳しい我慢比べとなった。Wise Men SayはHypnotize Steepelchaseから2連勝。去年まではPJRではやや分が悪かった馬だが、ここにきてようやく力をつけてきたと言ったところだろうか。一旦は機動力の違いで前から置いて行かれながらも再度脚を繰り出したパフォーマンスは高い持久力を感じさせる。Crash Bandicootは高い機動力を見せたが、最後は我慢しきれずの2着。とはいえこの馬にとって今回は前半からハイペースで飛ばす厳しい状況であったことは間違いない。Nells Belleは見せ場を作った。ここまでMDN勝ちのみで実績的には格下なのだが、この形が合っているのだろうか。これだけ走れればRSTくらいであれば勝ち負けできるだろう。HDLで一時代を築いたJust Got HomeはまさかのSTP初参戦がここという衝撃のレースだったのだが、それでも見せ場を作った。Jack Romanovは落鉄があったらしい。最後は諦めているだけにこの着順は度外視できるものだろう。