にげうまメモ

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17/07/23 Australian Racing

*Bendigo Soft 5

Brendan Drechsler Hurdle 3600m

https://www.racing.com/form/2017-07-23/bendigo/race/3/results

例によってRenewが飛ばす展開だが、Wish Come Trueが接近するとあっさりと後退。残り2障害で先頭に立ったSea KingがTwo Hatsの追い上げを凌いで勝利した。内から忍び寄ったHornet's Nestが3着。

Sea Kingはシンコウキング産駒の10歳馬。もともとはニュージーランド産だが、現在はオーストラリアに拠点を置いている。今シーズン当初はいまいち精彩を欠いていたが、Awapuni Hurdleを勝利してようやく調子を上げてきたようだ。Mosstrooper Steeplechase、Thackeray Chase、Grand National Hurdles、Waikato Steeplechase (PJR)などを制したニュージーランドの古豪であり、ここでもその実力を見せた。やや首が高い走法ながらも飛越の安定感は随一であり、かつ効率の良い飛越は抜けていた。Soft5でのレースだったが、より馬場が悪くなっても対応できるだろう。Grand National Hurdlesに向かうと思われるが、そこでも中心視される一頭。Two Hatsはやや前崩れの展開を利しての2着。Australian Hurdleを制した上がり馬Renewは早々に来られてやる気をなくしているように見えたが、さすがに使いすぎなのではないだろうか。

 

Mosstrooper Steeplechase 3600m

https://www.racing.com/form/2017-07-23/bendigo/race/4/results

よくわからんところで盛り上がるのがこのアナウンサーなので気にしてはいけない。

例によってNishiazabuが逃げる展開。Oregon's Girlは主張することなくあっさり隊列は決定。第5障害辺りでNishiazabuは大きなミスをし後退。代わってZed Emが逃げ、好位でI'll'ava'alf、Wellsが追いかける。残り2障害辺りからAngelologyが追ってくるも最終障害で落馬。逃げ込みを図るZed EmをWellsがゴール前捉えて勝利した。King of the Forestが3着。

WellsはGrand National Steeplechaseを2度勝利した馬。2014年のGrand Nationalでは74.5kgを背負ったBashboyに対してやや波乱を演じた格好もあったが、今回はチャンピオンとしてのレースを見せた。やや大きめのストライドから繰り出される飛越は非常にパワフルでダイナミックなものがあった。Richard Cullyの気合の勝利といってもいいだろう。今年のGrand National Steeplechaseに向けて視界良好、3度目のGrand National勝利も視野に入れていいのではないだろうか。Zed Emは惜しい2着。King of the Forestは今回も健闘したが、この着差は順当なところだろう。Grand Annual Steeplechaseの勝ち馬I'll'ava'alfはやや案外な結果。Morphettville ParksのGrand National Steepelchaseを勝ったAngelologyは勿体ない結果に終わったが、あれは馬群に突っ込む方が悪い。Nishiazabuは負けるときはこんなものだろう。