にげうまメモ

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17/08/15 Italy Racing

*Merano Terreno Buono

Creme Anglaise Euro 30.000 TRIO 3800m

per cavalli di 5 anni ed oltre (Steeplechase - Listed - FANTINI)

http://webtv.awsteleippica.com/index.php/video/49367/corsa-06-galoppo-merano-150817#

Mazhilis、Delight My Fire、Al Bustanなど実力馬が多く揃った一戦。

レースはBroughtonとAll About Cossioが引っ張る展開。これを追いかけてMazhilis、Sztorm、Delight My Fire。Broughtonは軽快に逃げ、All About Cossioを振り切るも、残り2障害辺りからMazhilis、さらにAl Bustanが接近。最終障害を越えて外から伸びたAl Bustanが内の2頭を交わし切って勝利した。2着はBroughton、Mazhilis。Sztormは4着、Delight My Fireは5着。

Al Bustanはチェコ調教馬で、前走はSvenskt Grand Nationalを勝利。昨年の秋辺りから急激に力をつけていたようだ。Meranoは初めての参戦となるようだが、高いSteeplechaseに対しても適応できていた。Broughtonがイタリア障害としては平均的からやや早いくらいのペースで引っ張る展開の中、落ち着いた飛越で追走するパフォーマンスは素晴らしいものがある。5000mは未経験だが、Gran Premio Merano (G1)に向けて面白い一頭。Grande Steeplechase di Milano (G1)の勝ち馬Broughtonは自分のレースで見せ場を作った。どちらかというとMeranoと比べてMilanoなどは手薄になりがちなのだが、イタリア障害の一線級とここまで戦えたことは今後に向けた明るい材料。さすがはイギリス障害出身馬らしく、飛越は安定していた。昨年のGran Premio Merano (G1)の勝ち馬Mazhilisは安定した走りで2着。前走のGrand Steepelchase d'Europa (G1)は勝ったフランスのStylineが強すぎたので仕方がない部分があるのだが、この路線の安定勢力として考えてよいだろう。そのGrand Steepelchase d'Europa (G1)で前評判を覆すまさかの走りを見せたSztormはここでも好走した。最後は狭いところに入った分だろう。PardubiceやWroclawで実績のあるDelight My Fireはいまいち見せ場がなかったが、この馬の場合やや低い飛越を見せる傾向があり、どちらかというと前に行ってある程度飛越のテンポを作り出した方がいい。そのため、イタリアSteeplechaseに関してはあまり向いているとは思わないのだが。