＊Wanganui JC @ Wanganui Heavy 11
Lowe Schollum & Jones Open Hurdle RST OPN HDL 3000m
https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46340/3/Race-Detail.aspx
Thatz Davidが軽快に逃げる展開。これを追いかけてIt's A Wonder、Ooee。Zedeedudadeekoは出遅れ中段から。2周目の向こう正面からOoeeが捲り、Thatz Davidは抵抗するも後退。しかし残り3障害辺りからKipkeinoがこれに並びかけると、最終障害で抵抗するOoeeを退けて勝利した。2着にはなぜか戻ってきたThatz David。
OoeeのEmily Farrはアイデアのある騎手で、ハマるかハマらないかはともかく一風変わった騎乗をすることが多い。Thatz Davidが前半やや引っ張り、中盤に一瞬緩めたところでOoeeが捲ることで、レースの展開が大きく変わってしまった。KipkeinoはHDL3勝目でありRST OPNでは力上位だが、何よりもこの出入りの多い展開で外を気分よく立ち回れたことは大きい。昨年はPUに終わったGreat Northernに向けて弾みをつける一戦。Thatz Davidは遡ればWellington Hurdles (PJR)勝ちのある実力馬なのだが、長く低迷し2017のWellington Hurdles (PJR)にて3着とようやく復活の兆しを見せていた。Heavy11の展開で途中から捲られ、さらに前が詰まって外に出す展開はPUに終わってもおかしくない逆境であったのだが、諦めずに追いかけて2着まで来た。この馬の高い精神力と持久力を伺わせるレース。より距離が伸びて良さを出せるだろう。Zedeedudadeekoは外から捲ってくる中で内に閉じ込められては何もできない。昨年のGrand National Hurdles (PJR)の勝ち馬Ngarioも同様だが、今年のGrand National Hurdlesをスキップしたのがやや気になる。
Jolt Cofee House Wanganui Steeplechase 4100 RST OPN STP 4100m
https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46340/4/Race-Detail.aspx
The Foxが逃げるも途中からYipsonが先頭に。Venerate、The Fox、My Magicianが追いかけてくるも、これらを退けYipsonが逃げ切り勝ち。Venerateが2着。The Fox、My Magicianは残り3障害辺りから遅れ３、４着。
ここまで馬場が悪いと、そもそも同じペースでも完走できるかというレースになる。YipsonはSTP2勝目だが、途中から自分のペースを刻んでいけたのは大きかった。比較的馬場適性もあったのだろう。残り2障害で大きなミスをしている辺りは今後の課題。VenerateはSTP未勝利馬ながら健闘したが、最終障害でのミスはやはり若いところがあるのだろうか。いずれにせとMDNであれば力上位だろう。
