にげうまメモ

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18/01/21 National Hunt Racing

*Thurles Heavy

Horse & Jockeys Hotel Kinloch Brae Chase (G3) 2m4f

http://www.attheraces.com/racecard/Thurles/21-January-2018/1450

American Tomが逃げるも、これを追いかけたA Toi Philが最終障害でこれをとらえると、そのまま突き放して9馬身差の勝利。2着にはAmerican Tomが入った。

なぜかここ3年ほどDon Cossack、Sizing JohnとGold Cup Winnerが名を連ねるレースなのだが、今年はやや毛色は違ったようだ。A Toi Philはこれで重賞5勝目。24fではやや距離が長すぎるため20fくらいの距離がよく、SoftからHeavyくらいの馬場でよく走るアイルランド重賞の常連。一線級相手であるとやや分が悪いのだが、やはりこのメンバーであれば格上の存在である。人気を集めていたAmerican Tomはやや新味を狙った感もあったのだが、飛越にまだ若さがみられた。踏切位置がやや遠すぎるきらいがあり、この辺りが解消すればもう少し好勝負ができるだろう。

 

Irish EBG Mares Novice Chase (G2) 2m4f

http://www.attheraces.com/racecard/Thurles/21-January-2018/1520/

Magic of Lighが逃げるも、残り3障害辺りからYoucantcallherthatとDinaria Des Obeauxが接近。残り2障害地点で大きなミスをしたYoucantcallherthatを尻目に、2頭のマッチレースはDinaria Des ObeauxがMagic Of Lightを突き放して勝利した。Kate Appleby Shoesは4着。

スムーズに飛べていた3頭のレースとなっているのだが、YoucantcallherthatのDavy RussellはむしろMiracle Recoveryの類となっている。Dinaria Des ObeauxはJuvenile Hurdleで活躍してきた馬で、Chaseに転向してからは9st11lbの軽ハンデに恵まれながらも経験馬相手にListed勝ちもある。どうも着地地点でバランスを崩す場面があるのが気になったが、それでも余裕残しの勝ち方で今後が楽しみになるものだろう。Magic of Lightはフラットのスピードで勝ち馬には突き放されてしまった。Youcantcallherthatは残り2障害地点でのミスが響いた。Kate Appleby Shoesは序盤から飛越が安定しなかった。