にげうまメモ

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18/03/18 French Racing

*Auteuil Terrain Lourd (4.7)

Prix D'Indy (Haies G3) 3600m 4yo

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2018/O/OTBDNzNBbytKNkFYa1dPY3dheVRSdz09

Pesk Ebrelが逃げるも、途中からやや行きたがったSpinozzarが先頭に。直線を向いてMaster Dinoが先頭に立つも、これを内からTunisが差し切り勝利した。

Tunisはポーランド産の牝馬で、昨年から3歳Haies路線では主役級の活躍を見せている。Prix Cambaceres (G1)ではMaster Dinoに敗れていたが、今回はその借りを返す結果となった。当時の馬場は3.9であったのに対して今回は4.7とかなり悪化しており、どちらかというとパワーに優れるこの馬にとっては有利な条件になっていたようだ。ただし見た目は完勝だが、そこまでの差はないだろう。さほどスピードに優れた馬ではないため、どちらかというとSteeplechaseの方がいい印象もある。イタリア辺りでチェコ障害馬と当たってくれれば面白いのだが、Auteuilの重賞戦線で走ってくる馬がイタリアに遠征した記憶はあまりない。Master Dinoは2着だが、馬場がよくなれば巻き返す可能性は十分にあるだろう。

 

Prix Troytown (Steeplechase G3) 4400m

http://www.france-galop.com/fr/course/detail/2018/O/YU9Wem1TNFZ2QzNWRmhGTGE3U1d5UT09

大雪で馬場がとても悪い。馬もかなり苦労しているように見える。レースは人気のSo Frenchが逃げるもMur En Pierreにて大きなミス。残り2障害辺りからSrelighonnが前に接近すると、そのまま後続を突き放して勝利した。2着にはDocteur DE Ballonが入った。So Frenchは4着。

なぜこの悪条件で開催を続行したのかよくわからない。SrelighonnはPrix Ferdinand Dufaure (G1)の勝ち馬で、昨シーズンは4歳Steeplechase重賞戦線で戦ってきた馬。ひとまず上の馬と混じってもやれることを示したが、一度Haiesを叩いていただけに調子もよかったのだろう。上り馬Docteur De Ballonは進境を示す2着。So Frenchは直線追ってから伸びなかったが、序盤のStone Wallのミスですっかり馬のリズムが狂ったように見えた。わりとこういう難しいところのある馬なので、この辺りのポカは仕方がないのだが、どうにも昨年秋以降結果を残せていない点が気がかり。