にげうまメモ

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18/06/09 New Zealand Racing

*Wellington R.C. @ Trentham Heavy 11

KS Browne Hurdle (PJR) OPN HDL 3200m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46635/3/Race-Detail.aspx

The Shacklerがゆったりと逃げる展開。これを追いかけてThatz Davidだが、向こう正面から一気にWee Biskitがまくりをかける。しかしこれを競り落としたThe Shacklerがそのまま後続を8馬身ほど突き放して勝利した。

3200メートルだが4分近くかかっている。The ShacklerはこれでPJRはWaikato Hurdlesから続いて2連勝であり、Wellington Hurdlesも含めると3勝目。やや行きたがって走るところがあり、できれば抑えて走りたいところなのだが、斤量が増えた現状では前々で運ぶ方が持ち味は出せるということだろう。マイペースで運んだとはいえ69kgを背負って強い競馬を見せており、距離延長への期待もかかるところ。Thatz Davidはそもそも存在自体が伝説級なのだが、ここでも最後まで気持ちを切らさずに走っていた。スピード能力という面ではさすがに勝ち切るまでは難しいところがありそうだが、重馬場の厳しいレースになった際に浮上する可能性がある一頭。牝馬Wee Biskitは久しぶりの好走。El Corbyはもともとフラットのスピードのある馬だが、去年ほどの勢いはなさそうだ。It's A Wonderは期待されたがやや脚が上がっての落馬。

 

Irvines McGregor Grant Steeplechase (PJR) OPN STP 4000m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46635/6/Race-Detail.aspx

The Big Opalが飛ばす展開。これにThenamesbondがついて行くも脱落。代わってSea Kingがこれを追いかけるが、The Big Opalが食らいついてきたSea Kingを競り落として勝利した。

The Big OpalはもともとWaikato Steeplechase (PJR)勝ちのある馬なのだが、今シーズンはどうにも冴えない成績が続いていた。今回はある程度気合をつけて飛ばしていき、この馬のリズムで走らせてしまったことが最後まで持たせる要因となったようだ。ハナを切るのはこの馬の戦術だが、これ以上の距離には良績がない辺り、やや距離の面には不安は残る。71kgを背負ったSea Kingは久々のニュージーランドSteeplechaseということもあったのか、どうにも飛越の面で戸惑う場面が散見された。まともであれば勝ちまであっただろう。オセアニア障害では伝説級の活躍を見せている馬だけに、今シーズンの動向も楽しみなところ。Shamalは後方から押し上げたがさすがに届かず。ThenamesbondはThe Big Opalのペースについて行って欲しかったのだが。昨年の勝ち馬で、Great Northern Steeplechaseも勝利しているWise Men Sayは全く走る気を見せずに大敗したのだが、コース中央の馬場が合わなかったとか、より長い距離の方がいいとかいう話のようだ。