にげうまメモ

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18/06/16 Swedish Racing

*Strömsholm Steeplechase lätt, Häckbana lätt, Gräs lätt

Svenskt Champion Hurdle 3700m

https://www.atg.se/spel/2018-06-16/vinnare/stromsholm/lopp1/resultat

動画は1週間くらいで見れなくなるので気を付けてください。別途動画ソースを見つけたら貼り付けておきます。

軽快に逃げたLuris Pegasusがそのまま後続を突き放して勝利。2着にはCalvadosが入った。

3位入線のHardenは途中で重りを落としたとかで失格になったらしい。Luris Pegasusは前走のOmoto Sando Hekkeløpから連勝とした。その前のReinhold Swartlings MemorialではCalvadosの2着に敗れており、その借りを返した格好となる。Strömsholmのコースは比較的コーナーが多く狭いため、スピードで乗り切るよりも無駄のない飛越が重要となるのだが、終始飛越は安定したものを見せていた。まだ6歳と若く、スウェーデンの馬として北欧のHurdle路線を引っ張ってい行く可能性のある馬。連覇を狙った13歳のCalvadosは安定した走りで2着まで来た。2010年からHurdleを走っているスウェーデンの名馬であり、そのタフネスには恐れ入る。もともとアイルランドで走っていたHardenはしぶとく足を伸ばして3位入線。アイルランドでは勝ち星を挙げることは叶わなかったが、スウェーデンのHurdleはアイルランドのものと類似しており、慣れた馬にとってはこのくらいは走れるということだろう。

 

Svenskt Grand National 4500m

https://www.atg.se/spel/2018-06-16/vinnare/stromsholm/lopp4/resultat

Tauritoがやや離して逃げる展開も、途中からTruckers Gloryが先頭に。追いかけてきたPoinsettiaを振り切り、そのままTruckers Gloryが勝利した。Moss Cloud、Tauritoと続いた。

ここのところはドイツの中心的な障害馬や、チェコからの強力な遠征馬が存在していたのだが、今年は国外からの遠征馬はPoinsettiaの一頭のみであり、勝利したTruckers Gloryはスウェーデン調教馬として2010年のLights Out以来の勝利をあげることになった。Truckers Gloryはこれで3連勝。2017年の2月まではイギリスで走っていた馬であり、C4のNovice Chaseでの勝利もある。飛越としてはやや慎重なものを見せており、一度踏切位置のミスはあったものの、それ以外はさすがにイギリスのChaseを飛んできた馬らしく安定した動作を見せていた。相手関係としてはここのところのメンバーとさほど変わらないだけにどこまで評価ができるかは微妙なのだが、少なくとも現状のスウェーデンSteeplechaseでは最有力の一頭。地元のMoss Cloudはもう少し飛越に向上が欲しいのだが、それも今更といったところもある。もともとチェコにいたTauritoはどうにも集中力を欠く。チェコから遠征したPoinsettiaはスウェーデンで一度走るなど本気度は高かったようだが、さすがにこのクラスの馬が通用するほど甘くはないだろう。デンマーク産馬でSt Eriks Prisを勝ったJunglelandは見せ場を作れず。