にげうまメモ

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18/06/23 Japanese Racing

*Tokyo Firm

Tokyo Jump Stakes (JG3) 3110m

府中に行く予定が、お腹を壊して寝込んでいたので駄文だけ。

これが2000回騎乗であり、これを区切りに引退を表明していた林満明騎手が騎乗するアスターサムソンが人気になっていた。ミュートエアーが先頭を伺う構えも、例によってタマモプラネットが先頭に。一旦は大逃げの形になるも、最終障害辺りから後続が一気に接近。内をついて抜け出してきたサーストンコラルドがそのまま後続を突き放して勝利した。2着にはマイネルフィエスタ。

サーストンコラルドは前走こそ新潟のオープン戦で5着と敗れていたが、福島で勝ち星を挙げているように新潟のハードルよりはさすがに東京の障害の方がいいようだ。一頭暴走したタマモプラネットを追いかけて後続が後傾ラップを刻む中、内を回した利こそあったものの同じような位置から加速し、5馬身差をつける機動力は大したものだろう。障害飛越に一度ミスはあったものの、ミスとしては許容できる範囲か。ただし日本障害競馬は、基本的に超ロングスパートのサバイバルレースとなる海外障害競馬と異なり、極端なロングスパートをかけることはできないため、早々からタマモプラネットを追いかけた馬が失速したことは考慮しなければいけない。さすがにオジュウチョウサンを脅かす存在かと言われれば、現時点ではかなり物足りない内容ではある。古豪マイネルフィエスタは安定したレース運びを見せた。前々で運ぶよりはロングスパートにかけた方がいいのだが、重賞で勝ち切るとなると今一歩足りない。タイセイドリームは久々の障害であったが好走した。この馬はある程度だらだらとしたペースで走らせた方がよさを出せる馬。マテンロウハピネスは完全に踏み遅れての4着。騎乗ミスの類で、乗り方次第では勝ちまであった。一方のジャズファンクは仕掛けが早すぎる。タマモプラネットは爆走した挙句最後は脚が上がっての10着で、逃げ馬たるもの大敗するのは仕方がない面はあるのだが、それにしてもどうせ行きたがる馬なのだから、少なくともスタートからの加速の仕方くらいは工夫してほしい。人気を集めたアスターサムソンは大敗したが、故障があったようだ。そもそもスローで流れた前走とは打って変わった展開であり、展開も合わなかっただろう。