にげうまメモ

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18/06/24 New Zealand Racing

*Te Aroha Heavy10

Frank & Anni Matijasevich Memorial Hurdle RST OPN HDL 3100m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46648/3/Race-Detail.aspx

例によってSino Heightsが大逃げを打つも、2周目から早々にLaekeeperが接近。途中から先頭に立ったLaekeeperが追いかけてきたHesalljazzを振り切って勝利した。El Corby、Second Inningsと続いた。

着差はわずかだが、Emily Farrがほぼ持ったままで進めているように、見た目以上に勝ち馬には余力があるようだ。馬自身もさほどエンジンをふかしているわけではなく、内容としては完勝だろう。LaekeeperはこではHDLは5戦3勝とした。やや行きたがって走る場面があるだけに距離が延びることがプラスに働くようには見えないのだが、少なくともRST OPNクラスでは完全に格上の存在だろう。ライバルとなることが想定されるThe Shacklerもまた前に行きたい馬だけに、やや兼ね合いが心配なところ。HesalljazzはPJRでは荷が重かったようだが、ここでは力を見せた。El Corbyは最後根負けして遅れたのはやや残念。Sino Heightsはあれが芸風の馬だが、もう少し前半リラックスして走ってほしいところ。平地ではG3勝ちもあるDanza Ladは予後不良とのこと。

 

Steve Lunjevich Contracting Steeplechase MDN STP 3500m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46648/6/Race-Detail.aspx

終始先頭を走ったGagarinがそのまま逃げ切り勝利。2着にはIstimagicが入った。

Gagarinは2015年のGreat Northern Hurdlesの勝ち馬。2018年からSteeplechaseに参戦し、これが初勝利となる。前走のDes De Jeuは普段静かなニュージーランド障害が世界中で話題になるほど注目を集めたレースであり、さすがにAaron Kuruに何かが取り憑いていたとしか思えないので、ある意味では仕方のない敗戦だろう。Steepleの飛越は問題なく安定していた。RST OPNクラスでも楽しみな一頭。

 

Victor & Frank Matijasevich Steeolechase RST OPN STP 3500m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/46648/7/Race-Detail.aspx

That's How It Goesが例によって逃げるも、途中からKings Deepが先頭に。That's How It Goesがこれに絡んでいくも、That's How It Goesを振り切ってKings Deepが勝利した。Amanood Ladは5着。

Kings DeepはGreat Northern Hurdle、Grand National Hurdlesにて2着のある馬だが、2017年に復帰してからはいまいち結果を残せていなかった。STPはMDNに続き2勝目。Emily Farrが早々に前に行かせてテンポを作ってからは飛越も安定しており、おそらくこの馬にとってはこれが今後の勝ちパターンとなることが想定される。That's How It Goesはやはり自分のペースで運びたかったか。14歳のAmanood Ladは最後遅れて5着だが、さすがに距離が短く、今期初戦ということもあり悲観する内容ではないだろう。