＊Warrnambool Heavy 10
Thackeray Steeplechase OPN STP 3450m
https://www.racing.com/form/2018-07-08/warrnambool/race/5/results
Mannertoneが逃げるかと思いきやこれを制してSurging Waveがハナに。早々にAbebeが落馬して単騎逃げの格好になる。連続障害の辺りでI'll'ava'alfが先頭に代わり、後続を突き放しにかかるも、最終障害を越えて迫ったGold a Plentyがゴール前でこれをとらえて勝利した。3着にPolice Camp。
開催の途中で急に雨が降ってきたりと、馬場はかなり悪くなっていたようだ。I'll'ava'alfは2016 Crisp Steeplechaseの勝ち馬で、前走久々の勝利を挙げて調子はよかったようだが、本来は重くなりきらないくらいの馬場で機動力を生かして勝ち切るタイプの馬である。今回はさほど強力なメンバーが存在せず、Surging Waveが淡々としたペースを刻む中、持ち前の機動力で抜け出してきたのだが、最後はさすがに苦しくなってしまったようだ。Gold A Plentyは2016年にMostrooper Steeplechaseで2着がある馬だが、その後のCrisp Steeplechaseでは落馬に終わり、しばらく障害からは遠ざかっていた。もともと超重馬場を得意とするタイプで、今回のレース振りを見る限りではややエンジンがかかるのが遅いのだろう。最終障害をスピードを持って飛ぶことが出来たのが最後の一押しに繋がった印象。シンコウキング産駒でAustralian Steeplechaseにて3着に入ったKing Kamadaは最初の障害で大きなミスをしており、そこからリズムが狂ってしまった。Abebeは凡ミスだが、雨が降っていて馬場が滑りやすくなっていたためかもしれない。
Kevin Lafferty Hurdle OPN HDL 3200m
https://www.racing.com/form/2018-07-08/warrnambool/race/8/results
前半から軽快に飛ばしたSelf Senseが逃げ切り勝ち。Two Hatsは突き放され2着。
Self Senseは実況にもある通りHurdleでは無敗のうまであり、平地をはさんだ前走もAustralian Hurdleにて圧巻の走りを見せている。前回はSoft5とやや馬場がよかった一方で、今回は相当厳しい馬場状態となっていた。パワフルな馬体から繰り出されるピッチ走法の同馬にとって、不良馬場よりもある程度馬場はいい方が回転力の高さを生かすことが出来るのだが、今回のパフォーマンスを見る限りではやはり馬の能力の絶対値自体が抜けているようだ。そのAustralian Hurdleでは2着、その他昨年のJJ Houlahan Hurdleの勝ち馬Two HatsはSelf Senseにくらいついて行ったが、さすがに相手が悪かった模様。ただし2kgの斤量差はあるため、斤量差が逆転すれば巻き返す余地は残されているだろう。いちおう連覇を狙ったHornet's Nestは追い込んで3着。今年はこれが障害初戦であり、調子さえ戻れば見限れない。Grand National Hurdlesの勝ち馬Ancient Kingはどうにも今年は冴えないパフォーマンス。そもそも平地を使いすぎなように思える。
