にげうまメモ

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18/08/04 New Zealand Racing

*Riccarton Park - Canterbury JC @ Riccarton Park Slow 9

Sydenham Hurdles OPN HDL 3100m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/47142/1/Race-Detail.aspx

スタート直後から積極的にハナに行ったLaekeeperがJackfrostを凌いで勝利。Drumgoldが3着に入った。The Shacklerは早々にPU。

Laekeeperは平地を除けばこれでRST OPNから3連勝とした。若干行きたがって走る部分があるだけに逃げの手はもろ刃の剣なのだが、今回は早々に展開が落ち着いたこともあり、最後まで脚を残すことが出来た。Emily Farrはこのようなレース運びは得意な機種であり、鞍上とも手が合っているのだろう。Grand National Hurdlesに行くのであれば有力な一頭。Jackfrostは安定したレースで2着だが、もう少し距離が伸びてもやれるかもしれない。71kgを背負ったThe Shacklerはレポートを読む限りでは大きなケガはなさそうで、レース前から何度か検査を行っていたとのこと。おそらく微妙な故障があったのだろう。軽微な跛行の診断はかなり難しく、Aaron Kuruが大事を取ったものと思われる。

 

NZI Koral Steeplechase OPN STP 4250m

https://www.nzracing.co.nz/RaceInfo/47142/5/Race-Detail.aspx

The Big Opalが飛ばす展開も、途中からNotabadroosterが先頭に。そのまま逃げ切りを図るも最終障害で落馬。代わって先頭に立ったAmanood Ladが押し切り勝利した。Chocolate Fishが2着。

Notabadroosterの落馬で大きく展開が変わってしまった。Amanood Ladは14歳のベテランで、PJRの勝ち鞍もあるニュージーランド障害における名馬。ただし今回はNotabadroosterの落馬による棚ぼたの部分は否めないだろう。さすがに効率的な飛越と重馬場にも関わらず馬群を抜けてくるパワーは素晴らしいものがあるのだが、やはり距離的にはより長い方がよく、馬場ももっと悪くなったほうがいい。外から迫っていたChocolate Fishは落馬のあおりを食らっての2着。ここのところはPJRで連続入着を果たすなどかなり力をつけており、スピードの面ではなかなか素晴らしいものを持っている馬。PJR制覇の期待がかかる。積極的に運んだThe Big Opalも僅差の3着だが、ここは勝ち切りたかったというのが正直な感想。Wise Men Sayはどうにも条件が合わないとあっさり沈むようで、今回はダメなパターンだったのかもしれない。NotabadroosterはMDNを勝ったばかりくらいの馬で、今回は最低人気に近かったのだが見せ場を作った。RST OPNに入ればあっさりまである可能性もある。Upper Cutは途中棄権だが、どうにも腱の故障があったらしくやや心配なところ。