にげうまメモ

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18/09/08 Czech Racing

*Pardubice 3.2 (pružná)

Benefiční dostih Kapky naděje

Steeplechase crosscountry II.kat. - 3300 m, cena, 5letí a starší 120.000 Kč

PE, 8. 9. 2018, 4. dostih - Benefiční dostih Kapky naděje - YouTube

いまいち音声がうまいこと入っていない。

Tiara Manが逃げるもDropのあたりでもたつき後退。代わって逃げたStarbuckが絡んできたKubaliを振り切ると、追いかけてきたTiara Man、Imphalなどを抑えて勝利した。Crystal Crossは4着。

Starbuckは3000メートルクラスのCross Countryを主戦にしている馬で、序盤からある程度のペースを追走し機動力を生かす展開になった時には強みを発揮するようだ。以前は小回りの機動力を必要とするポーランドのWroclawを中心に走っていたこともあり、そこでの経験も活きているのだろう。ただしやはり広いコースが必要であり、また4000メートルを超えるとややよろしくないようで、9歳となった現状、この条件でどこまで勝ち星を伸ばせるかというところ。Imphalはやや踏み遅れた印象のある2着だが、このクラスのメンバーとタイトなレースを走ることが出来るのはいい経験になったはず。前走I. kat.を勝利して挑んできたCrystal Crossは案外。

 

Cena DENÍKU PRÁVO

Steeplechase crosscountry II.kat. - 4500 m, cena, 5letí a starší 120.000 Kč

https://www.youtube.com/watch?v=1jrcJpoylOg&feature=youtu.be

古豪Hegnusがゆったりと逃げる展開。Steeplechase Courseに入る辺りからTurdusが先頭に立つも、盛り返してきたHegnusがこれをゴール前で捉えて勝利した。Izynkaは3着まで。

Hegnusは2015年のCena města Pardubic – EURO EQUUS IV. KVALIFIKACE NA VP (Stcc NL)の勝ち馬で、その後もNLクラスでも何かと上位に顔を出してくる一流馬。クラスを下げたここでは確実に結果を残した。随所にコース形態を熟知した素晴らしい飛越が認められ、さすがはベテランのなせる業である。すでにVelka Pardubickaへの出走権は獲得しており、おそらくここはステップレースであることが想定されるが、本番に向けてよいたたき台になったのではないだろうか。Turdusは強敵相手に善戦した。MeranoのCross Countryは合っていなかったようで、おそらくこの馬も来年はVelka Pardubickaを目指すコースになるのだろう。前走障害手前で逃避してしまった牝馬Izynkaはここは勝ちたかった。

 

Cena města Pardubic – EURO EQUUS – IV. kvalifikace na 128. Velkou pardubickou s Českou pojišťovnou

Steeplechase crosscountry NL - 5800 m, cena, 5letí a starší 300.000 Kč

https://www.youtube.com/watch?v=jv9BZXukMv8&feature=youtu.be

例によってBridgeurが逃げる展開。好位からDelight My Fire、Vicodyなど。VicodyがSteeplechase Courseに入る辺りから先頭に立つも、残り2障害辺りから前に出たAnge GuardianがTzigane Du Berlais、Vicodyなどを抑えて勝利した。

Ange GuardianはCena města Pardubic II.kval. Na VP - Memoriál Mjr M.Svobody (Stcc NL)から連勝とした。もともとはLysá nad Labemで頭角を現してきた馬だが、すでにVelka Pardubickaも2回走り(2着、5着)、すっかりVelka Pardubickaにおける有力馬の一頭と目されるようになっている。おそらくVelka Pardubickaにおいて、昨年の勝ち馬No Time To Loseや調子を上げてきた古豪Zarifと並んで中心的な存在となるだろう。ただし相変わらず後方から捲り上げていくスタイルで、道中の馬群のさばき方には注意して見ておきたい。Tzigane Du Berlaisはめでたく権利を獲得した。昨年のCena Labe (Stcc L)の勝ち馬VicodyとTzigane Du Berlaisが仲良く出走してくるとのことで、この組がどこまで通用するのかは注意したい。牝馬Delight My Fireはやはり昨年の勢いにはないようだ。Buonarrotiは前走よりも進捗のあるパフォーマンスだが、さすがにここから前を捉えるとなるとあまり強調はできない。Bridgeurはおそらく本番でもペースを握る馬だが、最終障害で大きなミスがあった。距離が伸びてオーバーペースにこそならなければ、去年よりも上の着順を狙えてよい馬だろう。